「男気」って最近使いますか、という話
先日、スポニチのネットニュースで「オダギリジョー 香川照之の代役に決定 TBS日曜劇場『アトムの童(こ)』芸能関係者〈男気感じる〉」というのがありました。
個人的に「男気」という言葉はほとんど使わないですし、最近あまり聞かないなと思いましたが、意外とありました。「竹内涼真×横浜流星が男気トーク!」(ELLE)、「男気があると思う30代のジャニーズ(元ジャニーズ)ランキング!」(ねとらぼ)などなど。
ここで辞書的な意味を確認してみましょう。「男気」…弱い者が苦しんでいるのを見のがせない気性。男らしい気質。反対語の「女気」…女が自然に備えているとされる気質。しとやかで優しい気持ち、とあります。現代では、ちょっと炎上しそうな定義ですね(笑)。
ここで宝塚市の「男女共同参画の視点に立った表現ガイドライン」をみてみましょう。それによれば、「男気」は「男勝り」や「女だてら」と並んで、使用しないとなっています。また、「父兄→保護者」「主人・亭主・旦那→夫・つれあい・パートナー」が望ましいとされています。
https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/450/guideline.pdf
話は脱線して、夏ドラマで、臼田あさ美さん主演の『ちょい釣りダンディ』という作品があります。ここでいうダンディーをドラマのナレーションでは「礼儀正しく、人に優しく、趣味を楽しみ、趣味を極める、そんな人を性別関係なくダンディと呼ぶ」と定義していました。
「男気」と「ダンディ(男性の服装や振る舞いが洗練されていること)」はかなり意味合いは違いますが、男気に替わる何かいい言葉はないかな、とちょっと考えましたが、今のところ思いつきません。
余談:昨日の『土曜スタジオパーク』のゲストは、オダギリジョーさんと麻生久美子さん。ご存知『時効警察』のバディであると共に、『オリバーの犬2』にも出演中。息の合った二人の爆笑トークが楽しかったです。