新ドラマ『競争の番人』&『ユニコーンに乗って』&『彼女、お借りします』

「伝説の番組」などといういい方がよく使われますが、そのひとつとして名前が挙がるのが『夢で逢えたら』(1988年~1991年)。東京進出前のダウンタウンと大ブレイク前のウッチャンナンチャン、芸達者な清水ミチコさんとトリッキーな野沢直子さんによるコントバラエティー番組でした。

当初はサザンオールスターズが主題歌を担当していましたが、途中からUNICORN(ユニコーン)に交代。「働く男」が印象深く。番組後半の音楽コーナーにも何度か登場。DVD化されていないのが残念です。

と、ここまでユニコーンの名前を出したいだけの前フリで、次は新ドラマ情報。7月期のTBS火曜ドラマ枠は、永野芽郁さんが主人公の『ユニコーンに乗って』に決定。

近年、映画の主演作が続く永野さんですが、ドラマ単独主演は朝ドラ『半分、青い。』(2018年)以来ですから久しぶり。脚本は『グッド・ドクター』『ラジエーションハウス』の大北はるかさん。

なおタイトルにあるユニコーンとは、主人公が目指す「ユニコーン企業」のことで、評価額が10億ドル以上、設立10年以内の非上場のベンチャー企業を指す言葉だそうですが、知ってましたか?

成川佐奈(永野さん)は23歳で起業した、教育系アプリを手掛けるスタートアップ企業のCEO。ある日、中年サラリーマン・小鳥智志が転職してきたことがきっかけで、突如仕事と恋のトライアングルに巻き込まれていく、切ない大人の青春物語。

利用したことはありませんが、「レンタル彼女」という恋人代行サービスが世の中にはあるようです。試しに大手のサイトを見てみましたが、まだまだ未知の世界があるものですね。

ドラマ上に初登場したのはいつぐらいか、自分の記憶では剛力彩芽さんの『レンタルの恋』(2017年)が初めてだったかな。今期ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』では吉川愛さんがレンタル彼女を演じています。

そんなレンタル彼女が登場する新ドラマ『彼女、お借りします』が、7月期に放送されます。主演はなにわ男子の大西流星さん、ヒロインは桜田ひよりさん。宮島礼吏さんのマンガが原作で、脚本は『ランチ合コン探偵』『ワカコ酒』シリーズの阿相クミコさん。

ダメダメながらもド直球な優しさをもつ主人公・木ノ下和也(大西さん)と、超絶美女なレンタル彼女・水原千鶴(桜田さん)との、レンタルから始まる恋模様を描くラブコメディ。

解禁前の「デイリー新潮」情報どおり、7月期のフジ月9枠は、坂口健太郎さんと杏さんのダブル主演で、新川帆立さんの小説を実写化する『競争の番人』に決定。脚本は『ノーサイドゲーム』『半沢直樹』の丑尾健太郎さんほか。

天才で理屈っぽく、ひねくれ者の小勝負勉(坂口さん)と、実直で感情のままに行動する元刑事・白熊楓の二人による、公正取引委員会を舞台にした凸凹バディのエンタメ・ミステリー。

蛇足:解禁前の新ドラマ情報を一つ。長澤まさみさんが、10月期にフジテレビの月曜10時枠で主演すると「女性自身」が報じています。ミステリー物の記者役で、プロデューサーは『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『17才の帝国』の佐野亜裕美さんのようです。答え合わせが楽しみ。


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