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ドラマ日記『海のはじまり』(第11話)

大学時代、同級生の南雲水季(古川琴音さん)と付き合い、別れた月岡夏(目黒蓮さん)。7年後、水季が亡くなり、海(泉谷星奈さん)という娘がいたことを知り、さらにその父親が自分だと聞かされて…親子の愛を通して描かれる家族の物語『海のはじまり』の第11話。

夏は、娘の海と暮らすためにアパートの部屋を片付ける。手伝いに来ている弟の大和(木戸大聖さん)が「困ったことあったら呼んでね」と声を掛けるが「二人で頑張る」と気を張る夏。その言葉に不安を覚える大和。

夏のキャラクターへの評価が、ジェットコースターのように目まぐるしく変わる本作。当初は、突然水季が出産していたことを知らされ、同情を集めていましたが、恋人だった弥生(有村架純さん)への配慮のなさから、人気急降下。そして今回、フルボッコ状態の夏に可哀そうの声も。

亡き人の記憶は、「場の記憶」として結びついていて。水季の記憶が、小田原という場所としっかり結びついていた海にとって、夏との生活は想像以上に寂しいものとなり。

さらに、水季を「亡くなった」ものとして存在を否定し、二人で前に進もうというような夏の発言が、海との間に次第に亀裂を生み、「なんでママいないって言うの?海、ママとずっと一緒にいたもん。いなかったの夏くんじゃん」と娘から夏が、辛辣な言葉を投げつけられたところで終了。

最終回直前とは思えない、中々厳しい展開ではありましたが、そんな中でも海と弥生が出かけた美容院「スネイル」の美容師・深雪夜々役で今田美桜さんがサプライズ登場したシーンが、今週のホッとポイント。『いちばんすきな花』で夜々を演じた今田さんと泉谷さんによるW夜々共演となりました。

次回最終回、水季からの手紙を夏が読むことで、何らかの形での軟着陸に落ち着くのでしょうが、「早く読め!」「先に読め!」と視聴者はみな突っ込んでいるでしょうね(笑)。

余談:昨日のNHK『土スタ』ゲストは、朝ドラ『あまちゃん』の「夏ばっぱ」役でお馴染みの宮本信子さん。中井貴一さん・佐々木蔵之介さん・松嶋菜々子さん・能年玲奈(のん)さんもインタビュー出演と豪華。「ななみちゃん」が登場しないなど、『土スタ』お約束がないのも宮本さんらしい。


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