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弱り目に祟り目…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第18週「ヒメスミレ」。

前回、田邊教授(要潤さん)から植物学教室への出禁を言い渡された万太郎が、必死に謝罪した月曜日。しかし、田邊は撤回せず、万太郎を泥棒呼ばわりし「私の人生で、君に関わる時間は、終わった」と宣告。さらに追い打ちをかけるように、土佐植物目録と標本500点を大学に寄贈して清算しろと。

万太郎が論文を書き直し、田邊の自宅に直談判しに出かけた火曜日。しかし、田邊は「二度と来るな」と、けんもほろろ。さらに、万太郎の夢である植物図鑑を自分も作ることにしたと、万太郎潰し。「私の魂は、自由になった」と深酒する田邊と万太郎の和解の日は来るのでしょうか。

万太郎が懇意にしている野田(田辺誠一さん)と里中(いとうせいこうさん)に、博物館での研究を依頼した水曜日。万太郎を高く評価する二人は、受け入れてやりたい気持ちはやまやまながら、「申し訳ない。大学と博物館は協力関係にある」と。

そんな2人でしたが、ロシアのマキシモヴィッチ博士のもとで研究してはどうかと提案。しかし、幼い子と身重の妻のことを考えると難しく。万太郎が去り際に、「(植物学を)やめるなよ」と声をかけた里中。

帰宅した万太郎に届いていたのはマキシモヴィッチ博士の手紙。万太郎の研究成果を高く評価する内容で、思わずロシア留学を寿恵子にお願いする万太郎。度胸のある寿恵子は、即座に家族でのロシア行きを決意。問題はお金ですが…。

万太郎がロシアへの旅費の相談を「峰屋」に用立ててもらおうと考えていた木曜日。万太郎の姉の綾(佐久間由衣さん)と夫の竹雄(志尊淳さん)は新酒作りに手応えを感じていました。

しかし、まさかの「火落ち(腐造)」で、一気に「峰屋」廃業に追い込まれました。落ち込む綾を奮起させる竹雄。その頃、万太郎の娘・園子の容態が悪くなり、医者からは「麻疹かも」と告げられ…。

史実通り、園子が亡くなった金曜日。悲しみにくれる万太郎と寿恵子を、駆けつけてくれた寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂さん)がなんとか元気付けようとして。万太郎が書いた園子の花の絵をお焚き上げし、天を見上げる二人。

その頃、高知では「峰屋」に分家3人衆が訪ねてきて。最初こそ「ざまあないのう」と憎まれ口でしたが、以降は綾と竹雄を思いやる言葉に溢れ。当初は嫌な役回りを受け持っていた分家3人衆ですが、最後は良かったなあ。


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