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ドラマ日記『モコミ』(初回)

モノの気持ちがわかる萌子美(小芝風花さん)が、あることをきっかけに広い世界へ踏み出し、様々な経験を経て成長してゆくハートウォーミングなホームドラマ『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~』が23日スタート。

モノの気持ちが理解できる萌子美は、その特殊な感覚が原因で、職場の工場で問題を起こし、仕事を休むことに。母親(富田靖子)が心配する中、絶縁状態の祖父(橋爪功)が急に家を訪問してきて…というストーリー。

脚本は僕シリーズ3部作の橋部敦子さんのオリジナル。設定に若干ファンタージ―が入っていますが、『僕の歩く道』などで橋部さんが何度も取り上げてきた、発達障害と周囲の理解ということがテーマなのかも知れません。

『トクサツガガガ』や『妖怪シェアハウス』など、振り切った演技でコメディエンヌとしての評価を高めてきた小芝さんですが、一転して繊細な役に振ってきた印象で、上手く演じています。

母親役が多い富田靖子さんは、今回はやや毒親で、こういうイラっとさせる役も得意。妻に反論できない夫役の田辺誠一さん、優しい兄役の工藤阿須加さん、自由人っぽい祖父役の橋爪さんなど、いずれもハマっています。

初回を見た限りでは、大きな事件事故が起きるわけではない“平熱ドラマ”。連続殺人犯やゾンビやタイムスリップものに、食傷気味な方にはおすすめ。ますます綺麗になる、小芝さんを見るだけでも可。


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