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ドラマ日記『不適切にもほどがある!』(第9話)

中学の体育教師で、野球部顧問の小川市郎(阿部サダヲさん)が、1986年から2024年の現代へタイムスリップ。昭和のダメおやじの「不適切」発言が、令和の停滞した空気をかき回す意識低い系タイムスリップコメディ『不適切にもほどがある!(#ふてほど)』の第9話「分類しなきゃダメですか?」。

社内報のインタビューを受けた渚(仲里依紗さん)。その記事を読んだ後輩・杉山ひろ美(円井わんさん)が、渚の発言は自分に対するアウティングかつマタハラだ、と市郎の元に相談にくる。市郎から話を聞いた渚は、特定の誰かについて話したわけではないとショックを受ける。

これまでの部署でもトラブルを起こしてきたひろ美でしたが、コンプライアンスに過敏なテレビ局では、被害を訴えた者の声が重視され、渚は言葉尻を突かれて一か月間の謹慎処分に。

見事にムカつく演技を披露した円井さん。昨年のドラマ『この素晴らしき世界』では、主人公のマネージャー役で、キーパーソンでした。また、映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』では主演。アニメ映画『時をかける少女』に主演した仲さんとのタイムトラベル映画主演女優対決は、プロデューサーの狙いでしょうか!?

一方、恋愛がわからない秋津真彦(磯村勇斗さん)でしたが、社内モニターとしてマッチングアプリを始め、矢野恭子(守屋麗奈さん)と意気投合しますが、最終的に失恋。

にしても、櫻坂46という現役アイドルの守屋さんに「私も人を好きになったことがなくて。エッチする相手だけはなぜか途切れないんですけど」「ご飯だけとか、エッチだけとか、ゲームだけとか」と言わせるクドカン(笑)。

謹慎中の渚が、ゴミ出しルールを巡ってご近所トラブルに。そこに登場したのが、心臓手術をした渚の父・ゆずる(古田新太さん)。「俺の娘を社会の基準で分類するな!」と、歌い、踊り、倒れ、また復活のジェームス・ブラウンのマントショー風ミュージカル演出。最後は救急車で運ばれました。

向坂サカエ(吉田羊さん)と安森先生(中島歩さん)のPTA愛は、ついにラブホテルへ向かいますが、安森がスマホをカラータイマーと勘違いして終了。令和に戻ったサカエの「いっチョメぐらいしてくればよかった」に、市郎は「いっチョメって、『ワ~オ、東村山』みたいに」と昭和ギャグ。

スポンサーがいなくなったタイムマシーン事業でしたが、予備燃料で最後に一往復できることが判明。渚は、「紫式部?」が咄嗟に出てくるほど受験勉強に熱中している、昭和時代の母・純子(河合優実さん)に会いに行くことに。

いよいよ29日が最終回。

余談:NHKの『街角ピアノ』シリーズは、ついつい見てしまいます。今回はニューヨーク編ということで、世界情勢含めて、より広がりがありました。併せて『世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ 分断の10s」もどうぞ。「NHKプラス」で配信中。


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