ドラマ日記『ミステリと言う勿れ』&『恋せぬふたり』&『ようつべ娘』

かつて身に覚えのない殺人容疑をかけられた大学生・久能整(菅田将暉さん)が、事件を解決する『ミステリと言う勿れ』の第3話。連続殺人事件は一応解決するも、新たな謎も。

警官隊の突入に、犯人は抵抗するものと思われたが、ガロ(久保田悠来さん)とオトヤ(阿部亮平さん)は素直にバスジャックを認めた。整は今まで観察して来た乗客たちの行動から、連続殺人事件の犯人が誰なのかの特定を始める。

乗客の一人であった熊田翔(永山瑛太さん)が、実はバスジャック犯の仲間で主犯の我路であったことが判明。妹の愛珠(白石麻衣さん)を生き埋めにした連続殺人犯を特定するための犯行で、真犯人は運転手の煙草森(森下能幸さん)。森下さんは『ハコヅメ』でも「守護天使」という犯人役でした。

煙草森が精神鑑定にかけられそうになったため、我路らが移送中に誘拐。その手が整に送られてきたことから、処分された(殺された)模様。『真犯人フラグ』にも似たようなシーンがありましたが、原作的にはこちらが先かな。

終盤、原作6巻の「ジュート」の話が出てくるなど、ストーリーの順番を入れ替えているようです。我路と安珠の関係性が逆でしたし。来週は4巻の「雨に濡れた記憶喪失の男」役で、柄本佑さんが登場。『ドクターホワイト』とコラボというわけですね。

恋愛もセックスもわからない・したくない「アロマンティック・アセクシュアル」の男女2人(岸井ゆきのさん&高橋一生さん)が始めた同居生活と、周囲への波紋を描くラブではないコメディ『恋せぬふたり』の第3話。まさかの「サニサイ」登場!

カズ(濱正悟さん)から「俺らギリ付き合ってる」と言われた咲子(岸井さん)は、意味が分からずポカンとする。ある日、咲子と高橋(髙橋さん)は仕事帰りに商店街に立ち寄り、買い物をして一緒に家へ帰ってくる。そこへ、二人が恋人同士とカン違いしたカズが飛び込んできて…。

2話までは親しい同僚、あるいは勘違い野郎と思われたカズが、咲子の元カレと判明。二人がつきあうきっかけになったというのが、森下佳子さんの脚本による傑作ドラマ『だから私は推しました』に登場するアイドルグループ「サニーサイドアップ」。同じ世界線というわけです。

本作の脚本家・吉田恵里香さんはTwitterで「尊敬する森下先生とのコラボに本当に胸が熱くなりました」と書いておられます。森下さんと高橋さんは、『おんな城主直虎』『天国と地獄』など縁深く。

また、『だから私は推しました』でドラマ初主演した桜井ユキさんと岸井さんは、以前は同じ事務所ユマニテという共通点も。そうそう、桜井さんは初主演映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティ-』で、高橋さんとの大胆な濡れ場が話題に。

結局、カズと2回セックスするも苦痛なだけで別れてしまった咲子でしたが、カズの方はまだ未練があるようで、高橋と一緒のところを尾行。家までついてきて揉み合いとなり、階段から転落するところを高橋がかばい…で次週へ。なぜか3人の同居生活が始まるようで、意外な展開。

33歳の平千紗(佐々木希さん)が、テレビ局員・榎本(金子ノブアキさん)と人気ユーチューバーのタックタック(戸塚純貴さん)の間で揺れるラブコメディ『ユーチューバーに娘はやらん!(ようつべ娘)』の第2話。今回も安定して面白かったものの、例の感染症の影響で撮影ストップらしく。

衝撃的なソロ披露宴を終えた翌日。タックタックと榎本に告白された千紗は、“90日後までに結婚式を挙げる” という目標を掲げる。奇妙な三角関係が始まる中、千紗が企画した「ご褒美ブラ」が全く売れず…。

前回はほぼ結婚式場で展開したストーリーでしたが、今回は平家や会社が舞台となり、相変わらず小ネタ満載。父役の遠藤憲一さんと母役の斉藤由貴さんもいいコンビで、「大泉洋がマネする福山雅治!」は笑いました。

三角関係とは言いながら、さほど恋愛に進展がないと思われましたが、終盤に「ご褒美ブラ」をタックタックが宣伝してバカ売れ。さらに、Youtube上で千紗に公開告白。一歩リードしたかな。

また、千紗との結婚式で逃げた元新郎(細田善彦さん)が謝罪に現れ、やっと千紗も吹っ切れ、次にすすめそうです。ちなみに、細田さんは『だから私は推しました』にも出演していて、主人公のオタク仲間で、割といい役でした。

蛇足:朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の記事は、週末にまとめていますが、今日は特にドラマティックな神回でしたので、公式Twitterの投稿だけ貼っておきます。最高の一枚。


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