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女優ノート「大方斐紗子さん」

今朝の『おかえりモネ』に、朝ドラ常連の大方斐紗子(おおかた ひさこ、82歳)さんが登場。ヒロイン(清原果耶さん)に電話をかけてくる長野県の高齢女性という役で、緊迫した回ではありましたが、不思議に和ませてくれました。

大方さんは、劇団俳優座付属養成所を卒業後、劇団青年座の舞台女優としてスタート。宮崎駿監督も携わった、高畑勲監督の初長編アニメ映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)では主人公・ホルスの声を担当しました。

朝ドラは、これまで『はね駒』(1986年)『あまちゃん』(2013年)『ひよっこ』(2017年)『半分、青い。』(2018年)に出演していますが、何と言っても『あまちゃん』の鈴木のばっぱ役が有名。「おらの事 守ってくれた北鉄さ お礼言わねば」と北鉄に手を合わせるシーンにグッときます。

母・春子(小泉今日子さん)に連れられ、東京から初めて北三陸にやってきたヒロイン・天野アキ(能年さん)は、祖母・夏(宮本信子さん)と出会う。祖母に憧れて海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロインの笑顔が元気を届ける人情喜劇。

『のだめカンタービレ』(2007年)ではのだめ(上野樹里さん)の、『トドメの接吻』(2018年)では宰子(門脇麦&豊嶋花さん)の、大河ドラマ『いだてん』(2019年)では四三(中村勘九郎さん)の祖母役。『忘却のサチコ』(2018年)では幸子(高畑充希さん)が出会うおばあちゃん役も。

完璧な仕事ぶりから“鉄の女”と称される編集者・佐々木幸子(高畑さん)。結婚式当日に逃げられた新郎を忘れるため、幸子は忘却の美食道を突き進むグルメコメディ。

優し気なおばあちゃん役のイメージの大方さんですが、映画『恋の罪』(2011年)では猟奇的な母親役、『あなたの番です』(2019年)では意地悪な姑役を演じました。

原田知世さんと田中圭さんがW主演を務めたノンストップミステリー。とあるマンションに引っ越して来たひと組の新婚夫婦(原田&田中さん)。新生活に胸を膨らませていたふたりは、マンションの周囲で起こる謎の連続殺人事件に巻き込まれていく。


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