「仮面家族」の告白…今週の『虎に翼』
日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第22週「女房に惚れてお家繁盛?」。
「女房に惚れてお家繁盛」とは、「亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ」の意(ことわざ辞典から引用)。
星航一(岡田将生さん)家での同居生活が始まり、さっそく航一と寅子、航一の長男・朋一(井上祐貴さん)と長女・のどか(尾碕真花さん)で卓を囲んだ月曜日。
星家の朝食が和洋選択制で、航一の継母・百合(余貴美子さん)が家事全般を一人で行っていることに驚く寅子。寅子の娘・優未(毎田暖乃さん)からは、親しくなるまで少し様子を見るように言われるのですが…。
そんなある日、朋一の百合への態度に、我慢が出来ずについ意見した寅子でしたが、朋一は「母親面はやめてください」と反発。そこにのどかが割って入り、朋一に謝罪させたものの、「お父さんがいてもいなくてもいい」発言に、航一フリーズ(笑)。
子供たちとの関係改善への期待が打ち砕かれた(魔法が解けた)気分で、落ち込む航一に、寅子が「ちちんぷいぷい」と再び「魔法」をかけた火曜日。そんな父の想いも知らず、屋外で隠れ煙草を吸う兄妹。やはり、表面上とは裏腹に、のどかの方が拗らせている感じですね。
優未の入学式には花江(森田望智さん)もやってきて、家族で記念写真。まずは寅子と航一と三人で撮ってもらう優未は、航一の手をつなぎ。さらに複雑そうな朋一とのどか。周囲への気遣いができる優未ではありますが、父親への愛情に飢えた星家の兄妹の気持ちまでは、まだ想像ができないのかな。
教師をしている弟・直明(三山凌輝さん)の依頼で、法律に興味がある中学生向けの勉強会を開いた寅子。3人の中学生(垂水文音さん、岩田奏さん、斎藤汰鷹さん)と女性の社会進出を話していたら、男子生徒が男尊女卑的な発言。それに対し、小橋(名村辰さん)が「分かる」と言い出し。
小橋が男子学生とこれまでの自分を重ね、一番になれない男の、できる女や頑張る女への嫉妬や怒りに同調しつつ、その無自覚な差別や攻撃が、平等な社会の実現や自分自身の成長の妨げになると諭した水曜日。「発芽玄米」も成長しましたね。
後輩の判事補・秋山(渡邉美穂さん)から妊娠を打ち明けられ、今後のキャリアについて悩みを打ち明けられた寅子は、桂場(松山ケンイチさん)に意見書を提出するも、「時期尚早」と一蹴。
別の道を探ることにした寅子は、女性法曹を中心に声をかけ、署名活動を開始。「竹もと」に集まった面々からは多くの署名が集められ、最高裁事務総局に直接提出するという寅子でしたが、そこに久藤(沢村一樹さん)と桂場が現れて…。
「君が面倒を起こさぬよう」と、桂場が寅子のために最高裁事務総局に根回ししていたことが判明した木曜日。久藤がこの場は桂場のおごりだというと、皆から感謝の言葉。引きつった笑顔を見せる桂場(笑)。
優未の「番号付きの棚」提案を巡って、ついにデレた朋一。一方、のどかが警察に補導された翌朝、修羅場展開になるも、優未がのどかに麻雀対決を持ちかけ、のどかも受けて立ちますが、優未が腹痛を訴え始め…。
のどかが「そういうところが嫌!」と本音をぶちまけた金曜日。星家の人々が次々と心の内を明らかにし、号泣するのどかに航一が寄り添い、なんとなく丸く収まり終了。
次週はいよいよ「原爆裁判」公判が始まるシリアス週になりそうですね。
余談:TBSラジオ『こねくと』に出演したGENERATIONSの片寄涼太さんが、ワインのために専用の倉庫を借りていると話していました。具体的な場所は明かしませんでしたが、ソムリエ常駐、「寺田倉庫」最上位ワインセラーの場合、ウォークインタイプで月14万5千円から。なかなかのお値段。
なお、片寄涼太さんの妻・土屋太鳳さんは、8月31日のNHK『土スタ』に登場。夜には、レギュラー出演する土曜ドラマ【Shrink(シュリンク)―精神科医ヨワイ―】が放送スタート。
さらに、この日から始まる日本テレビ『24時間テレビ』では、輪島高校和太鼓部とのスペシャルパフォーマンスとして、能登の復興を願い、朝ドラ『まれ』の主題歌『希空~まれぞら~』を披露するそうです。なんだか忙しそう。
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