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もう一度食べてみたい…デパート「大食堂」

30日放送のTBSラジオ『こねくと』の1コーナー「クイズ!企業努力!」では、「お子様ランチ」が取り上げられていて、「日本橋三越本店」が発祥の地であることが紹介されていました。

全国の百貨店数のピークは、1999年の311店で、2022年には185店にまで減っているそうです。地元久留米市でも、中核百貨店だった「久留米井筒屋」は2009年に閉店。唯一残っている「久留米岩田屋」も、新館が2019年に営業終了し、縮小。

昭和から平成初期ぐらいまでは、小売業の花形であり、休日に家族でお出かけする王道の場所だった百貨店。宮沢りえさん主演のドラマ『東京エレベーターガール』が放送されたのが1992年。百貨店華やかし時代ならではの作品だったというわけです。

そんな時代の百貨店と言えば、屋上がミニ遊園地になっていると共に、最上階フロアーが丸ごと「大食堂」というのが定番で、そこで子供たちが頼んでいたのが「お子様ランチ」だったというわけです。

昭和生まれ世代には郷愁を誘うデパート「大食堂」ですが、百貨店不況の中、次々と閉鎖されたり、複数のレストランが併設する形態に変わったりして、全国でも従来型の「大食堂」は絶滅寸前のようです。

昭和レトロ気分で「今一度食べてみたい!」と、ちょっと探してみました。2020年2月のネット記事に「佐世保玉屋」の「玉屋食堂」を発見し、これはと思いましたが、10月には売り場縮小でなくなっていたようで、今年7月にはデパート自体が閉店となるようです。残念。

「佐賀玉屋」のレストラン街も2023年で終了したようです。しかし、フロアー全部ではないですが、鹿児島県の「山形屋」の「山形屋食堂」はかなりいいかも。リニュアルしてまだ10年も経っていないので、店内も綺麗そう。

岩手県の「マルカン百貨店」は2016年に閉店となったものの、運営が引き継がれ、翌年「マルカン大食堂」として営業再開。Youtubeでもずいぶん動画が上がってますし、かなり有名みたいですね。花巻は一度訪れたことはありますが、次は絶対ここで食べたい!

最後は「お子様ランチ」発祥の「日本橋三越本店」7階の「特別食堂 日本橋」。「お子さま ランチプレート」が 2970円と、さすがに値は張りますが、食べてみたいですね。次回、上京した際には是非。

余談:『サザエさん』で、サザエとマスオがお見合いしたのが、福岡市天神の「岩田屋」の「大食堂」(ただし地下)。世田谷のイメージがある「サザエさん」ですが、サザエは福岡生まれですし、漫画連載も当初は福岡の新聞から。マスオがどうして福岡まで見合いに来たのかは不明。


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