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祝言と旅立ち…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第13週「ヤマザクラ」。

万太郎と寿恵子(浜辺美波さん)の祝言用の花嫁衣装を選ぶため、タキ(松坂慶子さん)が呉服商・仙石屋の義兵衛(三山ひろしさん)を呼んだ月曜日。タキは仙石屋のヤマザクラが病気で、切り倒されると聞いた。それを知った万太郎、病のタキとヤマザクラが重なり、どうにかしたいと決意。

一方、万太郎の姉の綾(佐久間由衣さん)も厳しい現状を打破すべく、酒造組合をつくりたいと、土佐中の酒屋を竹雄(志尊淳さん)と回ることを決意しました。

綾が酒屋を回るも相手にされなかった火曜日。さすがに弱気になり、「竹雄、夫婦になろうか」と言い出す綾。本当に欲しかったその言葉ですが、竹雄はグッと我慢して「今の綾さまからは欲しゅうない」と綾を励まし。綾は「竹雄、面倒くさいき」といいつつ、初キス!やったね、竹雄。

その頃、ヤマザクラを治す研究に没頭する万太郎と、心配する寿恵子。度重なる声掛けに、「寿恵子さん、今は邪魔じゃき!」と言ってしまった万太郎。その後、寿恵子の姿が見えないことに気が付いた万太郎。綾と竹雄と話している寿恵子を発見し、「すまんき!」と土下座謝罪。

竹雄が万太郎のアシスタント方法を、寿恵子に引き継ぎ伝授した水曜日。ヤマザクラの治療方法が見つからない万太郎は、東京の田邊教授(要潤さん)や植物学者の野田(田辺誠一さん)に教えを請い。

竹雄が綾と夫婦になりたいこと、土佐に留まり東京には戻らないことを万太郎に伝えた木曜日。これまでの二人の回想シーンを交え、両者とも涙と感謝の言葉。

祝言のために、東京から義平(奥田瑛二さん)やイチ(鶴田真由さん)、まつ(牧瀨里穂さん)と文太(池内万作さん)もやってきて、その大店ぶりに驚き。そしていよいよ祝言の日。寿恵子の美しさに、分家の皆さんもビックリ。

祝言に併せて、綾と竹雄が夫婦となり、峰屋を継ぐことが発表された金曜日。これに分家の皆さんは猛反発。これまでのタキの分家に対する態度に恨み辛み。タキはこれまでのことを謝罪。いやいや、祝言前に事前に根回ししとこうよ(笑)。ある意味、地獄絵図でした。

ヤマザクラの根治は難しかったものの、挿し木で命をつなぐことになり。いずれ満開の花が咲く未来をタキが夢想するシーンで、今日初めてのあいみょんの主題歌。過去回想では広末涼子さんも登場。次世代へしっかりバトンを渡したタキは、旅立って行きました。

そして、直後の『あさイチ』プレミアムトークのゲストは松坂慶子さん。朝ドラ途中退場者に対する扱いとしては、最上級。まっ、それだけの仕事をされましたね。

余談:竹雄と綾の狛犬キスは不穏⁉そういう解釈もあるのかとフムフム。


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