見出し画像

ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第26話)&『オールドルーキー』(第2話)ほか

鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第26話「悲しむ前に」。

前回亡くなったと思っていた頼朝は、まだ息があり昏睡状態。もって数日の命の間に、ポスト頼朝を巡って、頼家(金子大地さん)を推す比企能員(佐藤二朗さん)と、阿野全成(新納慎也さん)を擁立するりく(宮沢りえさん)&北条時政(坂東彌十郎さん)が暗闘。

結局、義時が「御台所(政子=小池栄子さん)のお裁きに委ねるしかない」の言葉に従い、頼家が次の鎌倉殿に決定。しかし、このことで義時・政子と時政・実衣(宮澤エマさん)の間に亀裂が。宮澤さんのこれまでコミカルな演技が、ここにきてその変貌ぶりとして効いてきました。

火葬の準備をする八田知家(市原隼人さん)に、「燃え残っては困るのだが」と語った義時は、頼朝落馬の原因について自分の考えを述べた頼時(坂口健太郎さん)に、「よくぞ見抜いた」と返答。義時による、頼朝暗殺ということで確定かな。

サッカー元日本代表の新町亮太郎(綾野剛さん)が引退に追い込まれ、スポーツマネージメント会社で働くことに。新たな目標に挑戦し、妻(榮倉奈々さん)や娘(稲垣来泉さん・泉谷星奈さん)がもう一度誇りに思える存在になるために奮闘するヒューマンドラマ『オールドルーキー』の第2話。

高柳社長(反町隆史さん)から、 9歳のスケートボード選手・牧村ひかり(佐竹晃さん)の獲得を命じられた社員の深沢塔子(芳根京子さん)と新町でしたが、父親でコーチの牧村悠一(桂宮治さん)の指導の元、あまり楽しそうでないひかりの様子が気になる新町。

ライバル会社「WPM」が登場する中、ひかりの指導を父親に一任する条件でスポンサーを集め、契約書にサインし押印する直前、ひかりに本当の気持ちを話すよう勧めた新町。結局、「WPM」との共同マネージメントに落ち着きました。サイン文化と印鑑文化の違いを上手く使ったオチ。

佐竹さんは実際のスケートボード選手で、キッズクラスの大会で優勝経験もあるそうです。演技初体験ながら、よくぞ見つけてきたなTBSという感じ。遠くない将来、彼女がオリンピックで活躍することになるかも知れません。来週はマラソン選手役で田中樹さん登場。注目を集めそうです。

余談①NHKで『映像の世紀バタフライエフェクト RBG 最強と呼ばれた女性判事 女性たち 百年のリレー』が素晴しかった。大統領選でトランプに敗れたヒラリー・クリントンの敗戦の弁が感動的。米国における中絶違憲判断、日本における中絶薬配偶者同意問題が話題の今こそ是非。

余談②NHK『クローズアップ現代 僕はまだ成長できる〜映画監督・是枝裕和の挑戦〜』を見る。「解像度が高まった」という言葉が印象的。是枝さんはカンヌで最高賞を獲得してもなお、満足せずに進化。なお、ラジオ『武田砂鉄のアシタノカレッジ』にも出演。こちらも聴き応えがありました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?