ドラマ日記『男女7人夏物語』
質も数字も低調な夏ドラマですが、五輪中継のために放送休止も多く、ドラマ好きには厳しい状況。そんな時に頼りになるのが、民放公式無料配信サービス「Tver」。
過去の名作ドラマもたくさん配信していますが、最近アップされたのがトレンディードラマの元祖『男女7人夏物語』(1986年)。現時点で、初回から4話まで見られます。
明石家さんま&大竹しのぶ共演による恋愛ドラマ。男30歳、女27〜28歳…なぜか人生定まらずに、未だに青春の名残を捨てきれずにいる男が3人、女が4人。大都会に生きる結婚適齢期の男女7人が、少々遅い青春を不器用にも懸命に生きていこうとする姿が感動を呼ぶ。
電話の場面が多くて、固定電話が出るたびに時代を感じさせますし、煙草を吸うシーンも今ではちょっと考えられません。ファッションや風俗など、古臭いというより懐かしい。何より圧倒的に面白い。
プレーボーイ役の奥田瑛二さんに、恋愛依存症の賀来千香子さんがハマっていく様が、今見ると可笑しく、キャリアウーマン然とした池上季実子さんがカッコイイ。片岡鶴太郎さんは、まだ太っていた時期でいじられ役を好演。小川みどりさんが一人だけ絡まないけれど、最後は見合結婚するのかな。
一番の見どころは、さんまさんと大竹さんの掛け合いシーン。この後、1988年に二人は結婚、のちに離婚したことを知った上でみると、またちょっと別の面白さがありますね。