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なぜ「東京ドーム」なのか。主人公オタクな私がドームを目指す理由。

初めましてこんばんわ。アロハ。あくびです。

今日は、どうして私が東京ドームでのイベントをゴールに活動しているのかお話しします。

ちなみに、こんなに詳しい話はまだ誰にもしたことがない。完全初めて話すことばっかりです。

そもそも。私を魅了したドームは
「京セラドーム」だった

私は京セラドームのすぐ横のまちで22年間生きてきた。
ドームは日常の中にあった。

中学の頃には京セラドームの横にイオンができて、日常の買い物で週3回以上は訪れる場所になった
なんなら、大学に入ってイオンに入っている服屋でバイトを始めて
休憩時間には京セラドームを見ながらドーナッツを食べていた
地元の商店街にはオリックスや阪神の公式広告が並んでるし、選手やキャラクーが来ることだってあった

私の生活に、ドームは当たり前の存在だった

それでもなお
日常の中にある、ただの大きな鉄の塊は
「圧倒的な非日常」だった。

高校の帰りに撮った京セラ

ドームが人を変えていく。
「自分らしい」にリセットしていく。

こんなにドームと共に生活している私でも
全てを土返しにして非日常を提供してくる。

ドームはそんな不思議な存在だった。

そして、22年間で
想像以上の私と同じようにその非日常を求める人を見てきた。

推しのライブを生き甲斐に全てを我慢してきた人が、解放された顔で
「これもこれも!」ってアクセサリーを買っていく。

阪神が負けて「何やっとんねーん!」ってイライラ叫んでたおっちゃんが
次の日上機嫌に「お前らが最強や」って満面の笑みで歩いてる。

フードコートで子どもを「静かにし!」って怒ってたお母さんが
「あんま遠く行ったあかんよー!」って爽やかな顔で外周を走る子どもに話しかけている。

学校で真面目に勉強してきた高校生たちが
入り口のガラスを鏡にしてダンスの練習をして
楽しそうにはしゃいでいる。

ドームは来る人たちを圧倒的非日常の力で
「自分らしい」にリセットしていく。

ここは日常じゃないから、
辛い仕事からも、学校からも人間関係からも解放されて&自分を解放できて
一番生きやすい自分にリセットさせてくれる。

そんな力を私はどこかで感じて
ドームの魅力に惹かれていったんだと思う。

ドームシティのイオンで働いてた頃

東京ドームを見た。
初めての東京。高校2年の夏。

大学見学を兼ねて、東京に来たことがある。
明確に記憶がある東京はあれが最初だった。
東大見学の帰りだったか、何がどうなったか忘れたけど
私は友人と東京ドームを見に行った。

暑くて暑くて、すごく外を歩きたくない日だった。
絶対にすぐにホテルに帰ってやろうと思っていた。

気づいたら私たちはドームの周りを1周して
横の宇宙ミュージアムにも行って、その写真を母に送っていた。

「なんで大学の写真じゃないねん」って言われた気がする。

京セラドームで育った私にとっても
「東京ドーム」は非日常だった。

宇宙ミュージアムにいった私(2015.08.04)

知らない土地に
知らない「ドーム」がある

東京は当時の私にとって、憧れ続けたアニメのような世界で
東京ドームシティ(東京ドームの周辺施設)は私の知っているドームではない非日常空間だった。

そして、京セラドーム以上の「リセット力」を感じたんだと思う。

少なくとも、受験や自分の将来、故郷を離れるためらいでいっぱいいっぱいだった高校生の私は
東京とアニメに憧れた真っさらな自分にリセットされた。

ドームだけじゃなく、遊園地やショッピングモール、その他たくさんの施設をも巻き込んだあの非日常なエリアにどっぷりハマっていった。

そこから、社会人になって上京した私は
なぜか定期的にに東京ドームを訪れている。
しかも、結構人生の節目節目で。

気づいたら、私はまた
ドームにリセットしてもらいながら
何も知らない「東京」という土地で生きている。

高校生の頃に撮った東京ドーム

イベンターとしての憧れの場所とは。

2023年の冬、東京ドームを訪れた時に
「イベンターなら一度はここでイベントできればって思う」と思ってもいなかったことが口から出た。

でも、それは真実で。

振り返ってみたら、私のイベントの原点は生まれた瞬間から見ている京セラドームのイベントで。
「文化祭でアニメの主人公みたいになる」って決めたのも京セラを一周したタイミングで。
あくびになって初めて真剣に向き合ったイベントは、5大ドームを回る幻の街を作ることだった。

イベント屋さんとしての私の憧れも目標も、
どこかでドームだった。

「イベンターなら幕張とか、ビッグサイトじゃないの?」って言われたけど、
私の中でエンタメを提供する非日常の最高峰は
圧倒的に東京ドームだった。

2023の私と東京ドームシティ

「いける」って想定したら何が起こるのか

東京ドームで何かを提供する側に立ってみたい。

ずっと「唯一叶わない夢なんですけどー」って
逃げるように、ネタのように言ってきた夢だった。

今でもどこかで「何を言ってんだ自分」っておもっている。

でも、「いける」としたら。

あの憧れてやまない非日常のパワーを使ってイベントができるとしたら。
私は何をするだろうか。

そう考えた結果生まれたのが「主人公コミュニティ【onStage】」だった。

東京ドームに行く。
主人公のためのコミュニティ

圧倒的非日常なリセット力を持つ東京ドームで
主人公オタクな私がイベントをするならなんなのか。

それは、「主人公に触れて、本来の自分を思い出す体験」だと思った。

社会での良い悪いじゃなく、自分の中の良い悪いに向き合い続け
行動に移す「主人公」たちを見て
「自分も本当はこれがやりたかった」
「もしなんでもできるなら、僕は迷わず〇〇をする」
と思わず宣言したくなる。そんな体験だ。

ライブ形式じゃなくて、フェス形式だ。

圧倒的非日常の中で、
心を抉るような「主人公」の生き様が刻まれたステージパフォーマンスと
より身近に感じる「主人公」たちの人生をまじまじと感じるブース

日常から解放されたエンタメ的非日常(アニメの中のような時間)を体験しながら、自分の本心へリセットされていく。
そんなイベントを私はやりたい。

大きくて広いどこかではなく、ドームでやりたい。

2024年カメラマンになって
最初に撮った東京ドーム

東京ドームを主人公でいっぱいにする。

25年間ドームの力を浴びている
主人公オタクな私が断言する
東京ドームほど、主人公を感じる場所は
なかなかない。

今の所の証拠は
「東京ドームに行く」というだけで
目を輝かせるメンバーが山ほどいることだ。

参加者をリセットし、自分の人生の主人公にするこのイベントは
東京ドームで開催することで、
本来以上の力を発揮する。

22年間京セラドームのリセット力を借りながら好きを突き通してきた私が
それ以上の非日常力を持つ東京ドームを主人公でいっぱいにする。

「近年稀に見る最高のアニメ」のラストシーンを
その場を作った「主人公」としてドームのど真ん中で体験するのが
私の20代の夢だ。

#創作大賞2024 #エッセイ部門

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