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「どこまでも挑戦していきたい」コーチングで実現したいこと

音楽や教育の事業を立ち上げ、さらに個人でもコーチングをしている室谷さん。起業やコーチングも「挑戦してみたい!」が原動力になったといいます。

今回は、起業することの意義やコーチングを仕事にしようと思ったきっかけを伺いました。

起業は手段

ーーまず自己紹介をお願いします。

室谷駿です。AIのベンチャー企業でコンサルティングをしています。
この他に、大学生のときにアカペラの一般社団法人「Vocal Japan」を設立し、今も運営に携わっています。
また、私が立ち上げた「株式会社Litable」では、中高生向けにコーチング事業を行っており、個人でもコーチングをしています。

AIのベンチャー企業では、コンサルタントとしてエンジニアの技術を次世代に残すために、汎知化®という特殊なヒアリング技術を用いて技術知見を残すサポートをしています。

大学生のときに立ち上げたVocal Japanでは、アカペラを通じて国際交流をするために、イベントの企画や運営をしています。

株式会社Litableでは、中高生向けにコーチングをしており、「成績を上げたい」など勉強や部活動の悩みから「将来、何をしたいか分からない」といったキャリアの相談も受けています。
コーチングは大学生の頃から続けていて、主に個人向けにやっています。


ーー4つの仕事をしているのですね。時間の使い方はどのように決めているのでしょうか。

平日の日中はAIのベンチャー企業で働いており、その後Litableで仕事をしています。土日のどちらかはVocal Japanの運営や個人事業のコーチングをしていますね。休むときには休んで、しっかりメリハリをつけています。

もともと隙間時間を埋めたいような性格なんですよ。例えば、料理をしている時は耳が空いているのでVoicyで勉強をしています。2つのことを同時にしているので、同僚には「2倍君」なんていじられることもありますが、この時間の使い方が自分にとって心地いいんです。できるだけ時間を有効活用したいと考えています。


ーー勉強熱心ですね。2つの事業を立ち上げていますが、起業に興味を持ったきっかけはありますか。

高校生のときに起業家の本を読んで興味を持ちました。起業をしてみたい気持ちがどんどん強くなっていき、アントレプレナーシッププログラムに参加することにしました。
学んでいくうちに、起業に対するイメージがはっきりとしてきましたね。プログラムで学び終えた時、起業は手段に過ぎないと思いました。起業じゃなくてもできることはたくさんあるから。

でも、大学生になっていろんな起業家の話を聞いて、やっぱりかっこいいなと。起業という手段であれば広く影響を与えることができるのではないか。改めて起業家になりたい思いが湧いてきて、本格的にやってみようと挑戦することにしました。


ーー大学生の頃にアカペラの事業を立ち上げたそうですね。もともと運営することが好きなのですか。

はい。たくさんの人と関われるので好きです。

大学に入学してすぐ親睦会を開催したくて呼びかけをしました。そしたら、20人以上が集まってくれて。クラスメイトから感謝されてすごく嬉しかったです。この経験がきっかけでイベント企画や運営を始めました。

仲間と企画をすることが楽しいんですよ。企画やメンバーが決まった瞬間、やる気がみなぎってきて。志が同じ仲間と一緒に企画すると、一体感が生まれる。成功したら喜びはひとしおです。イベント企画や運営は自分のモチベーションになっています。


ーー学生時代の経験の積み重ねが今に繋がっているのですね。起業をするための勉強は大変だと思います。モチベーションを保つためにしていることはありますか。

やりたいことを周りに話すようにしています。共感してもらうことで、やっとスタートできる。そのためにやりたいことを自分の中ではっきりさせるようにしています。

また、周りに話すことで、頭の中でモヤモヤしていたことが解消されますね。他にも目標を聞いてもらうことでやりたいことを再確認できます。逆に、「こんなことをやってみたい」と人から話を聞いて鼓舞されることもあります。

自分の力で道を切り開いてほしい

ーーLitableや個人でもコーチングをしている室谷さんですが、コーチングを始めたきっかけを教えてください。

就職活動でキャリアについて相談をしたいと思い、そこで初めてコーチングのサービスを受けました。コーチングを受けてみて、これはどんな人にも役立つのではないかと思いました。対話して言語化することで自分の考えが整理されるからです。

また、憧れの先輩方がコーチングを受けていると聞いて興味を持って。それから本を読んで勉強し、見よう見まねで後輩の進路相談にコーチングを用いてみたりしました。そして、社会人になってすぐにコーチングスクールに通い始めました。


ーーコーチングを実際にやってみていかがですか。

お客さまの反応を直接見れるのは嬉しいです。コロナ禍になってから顔を見て話すことが減ってきましたよね。お客さまはプライベートでコーチングを利用してくれるので、貴重だと思っています。なので、コーチングの準備には時間をかけていますね。

頑張りたいと思っている人を支える立場なので、私も元気を貰えます。コーチングは一生続けたいと思っています。


ーー人を応援することが好きなんですね。そこからコーチングで起業しようと思ったのはなぜですか。

高校生の頃に進路を考えたことがあると思うのですが、やりたいことがはっきりしないまま大学に進学したり就職してしまう。親や周りに言われて何となくで決めてしまうなんてこともあるわけで。急に進路を決めたりやりたいことを見つけてくださいと言われると困ってしまうかもしれないと考えるようになりました。

そんな高校生を手助けしたい。大人になる前に自分のことについて少しでも理解を深めることによって、主体性をもって将来やりたいことを決めてほしいと思うようになりました。

私は学生の頃から、いろんなことに自ら挑戦してきました。これからの社会をつくる同世代に、一人でも多く主体性を持ってチャレンジする仲間が増えてほしいという思いがあるからです。


ーー起業やコーチングなど様々なことに挑戦している室谷さん。これからの展望をお聞かせください。

新しいことにチャレンジしようと思っています。ベンチャー企業で会社員として働いて、世の中の動きを知ったり社会人としての基礎を学べました。学んだことをどんどん活かして社会に貢献していきたい。そのためにまず、Litableに今よりもっと専念するつもりです。

中高生向けのコーチングサービス「キャリアコーチング」やコーチング自体に興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
mailto:shun.muroya@litable-edu.com


取材・文 あけ

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