見出し画像

『努力の習慣化』を読んで。本当に雑感ですが

久々のnote投稿です。
バレーボール・柳田将洋選手の『努力の習慣化』の書籍が発売されて、読んでいて心に留めておきたくなった部分があったので、投稿しました。

Twitterでひとこと、感想を呟いても良かったのかなと思うのですが、まだ発売したばかりだし、ネタバレになるのが少し気になったので、noteに書き記します。


一通りザーッと読んだのですが、柳田選手の言語化は素晴らしいと改めて思ったのが一つ。

第3章に”言語化のすすめ”という項目を書いていますし、言語化は柳田選手にとって重要な部分であると思いました。


過去の色んなインタビューを読んでいても思うのですが、柳田選手の言葉の選び方や表現方法は、見ていて凄くストンと入ってくるんですよね。

今回は書籍化にあたり、編集の方も入って構成はされていると思うのですが、やはり柳田選手のあの言語化あってこその、この内容なのかなと思いました。


*余談なのですが、柳田選手の文章と言えば、大学時代に慶応義塾体育会バレーボール部サイトにある活動日誌にて、部員として最後に書いた2014年12月の日誌。

2015年にワールドカップを見て柳田選手を知った時に、私はこの日誌を読んだのですが、とても印象に残っていました。

(同い年の自分、こんなことを考えて大学時代を過ごしていなかったと、日誌を読みながら猛省しました)(小声)


……さて『努力の習慣化』についてです。

いま現在、現実世界でぶつかったり、組織とは、などと考えている自分にとっては、バレーボール選手の話でありながらも、頷く箇所がたくさんありました。

ほぼ全ページに付箋を貼るどころか、ラインマーカーを引いてしまう勢いだったのですが、その中でもいちばん印象に残っていたのが、最後の方に書かれていた”「上」からではなく「隣」から”の箇所です。

 日本の組織は、上下関係が文化のように存在しています。
 僕が日本代表のキャプテンを打診された時、「上下関係を壊すチャンスだ」と思いました。それまでの「上から指示を出していくのがキャプテンシー」というイメージを崩したい、と。


東京五輪メンバーから外れた柳田選手。メンバー選考の時はSNS上でも様々な意見があり、当時の私は静観していました。上手く言葉にできなかった、のが正しいのかもしれませんが。

五輪が終わり、男子バレーボールは予選を突破してトーナメントに進出しました。
トーナメントではブラジルと対戦して敗れましたが、2016年のリオのOQTから、グラチャンやら、何やらetc...…を観ていた自分にとっては「五輪のトーナメントを戦えたんだ」と思いました。

五輪の舞台にはいなかったけど(本音を言うと、もし出ていたらどういう戦い方になっていたのだろうと思っていました)、東京五輪の龍神NIPPONは、柳田選手のキャプテンシーも影響していた結果なのかなと、本を読んでいて思いました。


===話は少し変わりまして====


あともう一つ、気になった箇所があったのですが、最初の方で書かれていたところ。

「オリンピックで金メダル」という目標を自分の中で決めたからこそ、そこまでの道のりを描き自然に努力することができました。

インタビューなどを見ていると、2021年龍神NIPPONのVNLやオリンピックでの目標が、メダルというよりすごく現実的な目標になっていないか…と感じていたのもあり、少し気になった部分でした。


「金メダルを獲る!」という目標と「ベスト8!」「予選突破!」という目標とでは、感情やプレッシャー、モチベーションだけではなく、練習の内容も質も変わってくるよなあと思いまして。

確か高校野球漫画の『おおきく振りかぶって』でも、目標設定のところでそういった描写があったのを思い出しました。


富士山に登る!ってなったときに「富士山の頂上を目指す」「八合目まで」「六合目まで」「いや麓でいいや」では、意気込みだったり準備物も全然変わってくるわけで。
(たとえが良いのか分からないのですがこれは…)


最近の話題で言えば、東京五輪の男子400mリレーで、バトンが繋がらなかったことを思い出しまして。

決勝で走って入選するのを目指すなら、バトンパスであそこまでリスクを取る走りはしなかった。
だけど予選のタイムを見たときに、金メダルを獲るのであれば、リスクを取ってでも攻めたバトンパスをしなければならなかった――

というのが、思い浮かびました。


これからの世界大会、次のパリ五輪で、世界と戦って勝つ強さをつけるためには、目標設定を高く掲げて、そこから逆算して、限られた時間の中で何をする必要があるのか明確にし、実行しないといけないんだなと思いました。

そう思うとパリ五輪は本当にあっという間だ~…


結局何が書きたかったのか分からない文章になりました。雑感どころかただの日記ですね。恥ずかしくなったら消します。

確実に言えるのは、柳田選手の『努力の習慣化』、ぜひ色んな方におススメしたい本です。
私も現実世界を精一杯生きるために、色々と落とし込んでいこうと思いました。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?