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吉田理人著「最高のコーチは、教えない。」

を読了。すぐに答えを教えないというのはコーチングの鉄則なので驚きはないのですが、数あるコーチング書の中から手に取った理由は、スポーツ界のコーチングの話だったからでした。読んでいて2種類の感想がありました。

そうだよなあと思ったこと
・コーチとは、自分で考え、課題を設定し、自分自身で能力を高められるように導くこと
・自分の言葉で正解に辿り着かせる
・コーチング3つの基礎は、観察・質問・代行
・質問で深掘りし、相手にとことん喋らせる
・自己採点で(60点をつける根拠となった)プラスの面から聞く

新しい発見だったこと
・コーチは自分の言葉の重みを自覚する必要がある
・うまく課題設定できる人は、自分の特徴を知った上で、自分に合った小さな課題から始めている
・質問する狙いは、自己客観視と信頼関係構築
・自分のパフォーマンスを言語化できる人は、調子の波が小さい
・日記をつけることは自分の動きを言語化する訓練になる

ここで、コーチングの意義の一つは自己客観視へのアシストなのだと気づきました。信頼できるコーチとの対話を経て自分を客観視できるようになると、自己理解が深まり自分について言語化できるようになる。いま好調・不調なのは何故か理由を知っていると、パフォーマンスを維持できるようになるし、何よりメンタルが安定すると思うのです。

相手の自己客観視をサポートしながら、ヒントを拾い、楽しみながら自分を見つけたい。今年の大命題です。

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