イーロンがTwitterに対して行った功績
はじめに
本記事は、Youtubeチャンネルあこゆかプロジェクトにて行う予定の『あこラジオ』並びに『クロウファミリー会議』にて使用する予定です。
なにかお気づきの点、情報修正等ございましたらご連絡ください。
本編
以下の内容は動画用にまとめたものであります。
イーロン氏とX
2023年7月24日、Twitterという名前からXに変更されてからもう一ヶ月以上が経過した。にもかかわらず、未だにTwitterという名前から抜けられない人も多いことだろう。それもそうだ。
Twitterが世の中に初めて姿を現したのは2006年のことだった。当時は世界中のツイートをすべて合わせても一日たったの5000件程度だったらしい。
ところが、2010年にもなれば一日当たりの総ツイート数はなんと5000万件にも上ったという。
たった四年でこれだけの進歩はすさまじい。
それから2023年に至るまでの17年間、Twitterは唯一無二のSNSとして親しまれてきた。これが突然Xと名前変更しても、しっくりこないのは当然である。
日本でTwitterが人気になった理由
さて、日本でここまでTwitterが愛される要因となった事件を諸君は覚えているだろうか。
それは2011年3月11日に遡る。
当時、コミュニケーションアプリ『LINE』もまだ登場していなかった頃だ。
そんな時、日本を襲ったのが東日本大震災だった。
当時の日本は混乱した。電話も繋がらず、テレビもつかない。ラジオを持っている人も少なく、情報のやり取りができなくなっていた。
そんな中、現地の状況をリアルタイムで知ることができたアプリこそが、Twitterだったのだ。
なんと、TwitterJapanが設立されたのは2011年3月だったらしい。つまり、東日本大震災が起こる直前に、設立されたということだ。
当時、被災地にいる知り合いの安否情報などを求めるツイートが相次ぎ、日本からのツイートは当時の平常時の500%に増えたという。
Twitter事業開発担当の松野ショーン氏はこう語る。
「東日本大震災が発生した時、米国・サンフランシスコのTwitter本社に勤めるサーバー担当の日本人エンジニアが、日本からのアクセスが異様に増えていることに気がつきました。 サンフランシスコは深夜0時近かったのですが、未曽有の災害が起こっていることを察したエンジニアたちは、サーバーを落とさないように緊急対応をしました。結果として、日本各地で電話やメールが繋がらなくなった中でも、Twitterは利用可能な状態でした」
「Twitterの利用者は、まずは地震による揺れや被害の状況についてツイートし、家族や友人の安否を確認していました。東北など被害が甚大だった地域では、避難所の情報や救助要請などのツイートがありました。 関東圏など交通機関が麻痺した地域では、帰宅が困難な人向けの避難所や運行再開状況などの情報が交換がされていました。 地震発生から少し経つと、フォロワー数の多い利用者が援助物資についてのツイートや助けを求めるツイートを拡散し、寄附や節電を呼びかけるツイートも広まりました。情報伝達のソーシャルメディアとして、Twitterが大きな役割を果たした瞬間でした」
日本人を大震災から救う手立てになったSNSであるTwitterの信頼度は、この時確立されたと言っても過言ではない。
もちろん、デマ情報なども頻発したTwitterではあったが、それ以上に日本人を救い、共に歩んできたアプリケーションと言って差し支えないだろう。
Twitterをぶっ壊す
さて、これほどまでに日本人から信頼厚く親しまれてきたTwitterに、突然終わりが訪れた。
突然イーロンが「鳥に別れを告げなければなりません。」と言い出したのだ。
これまで培ってきたTwitterというブランドを、親しまれてきた青い鳥を、唐突にXという何の個性も感じられないくそ雑魚中二病うんちっちネーミングへ変更させられたのだ。
そう。イーロンは今までTwitterが積み上げてきたものを、一つずつ壊していくのだ。一つずつ、着実に。
イーロンの功績
というわけで、本日はイーロンマスクがXにて行った功績を一つずつ見ていきたいと思う。あまりのすばらしさに諸君らも両手をグーにしたくなること間違いなしだ。というわけで、行ってみよう。
API有料化
Twitter API を諸君はご存じだろうか。APIとは「Application Programming Interface」の略称で、簡単に言うとTwitterと外部のプログラミングとを繋げるツールのことだ。
具体的な使い方としては、Youtubeで動画を投稿したら自動でツイートしてくれるプログラムだったり、Twitterで呟いている内容をホームページからでも閲覧できるようなプログラムだったり。そういうTwitterとTwitter意外を結ぶ便利ツールの事だ。
なんとイーロンはこれを有料化してしまった。これにより、今までTwitterが自動で情報発信してくれたものがすべて消滅した。便利に使いたい人は金を払う必要が出てきたというわけだ。
行った理由は『BOT』を駆逐するためだとか。
これによって困ってしまったのは多くのユーチューバーやインフルエンサーだ。質問箱なんかも連携が切られてしまったため、ファンとのコミュニケーションがさらに難しくなった。
加えて、悪質なスパムBOT企業は結局儲かればいいやの精神で動いているため有料プランに入って消滅しなかった。
つまり、いままでTwitter上に溢れていた色々な面白おかしいBOTは軒並み全滅し、エッチなサイトに誘導し金を巻き上げようとする詐欺業者のBOTだけが生き残ったのだ。流石イーロン。むっつりスケベだ。
認証バッチ有料化
これまでTwitter社では
”Twitterで表示される青色の認証済みバッジは、対象のアカウントが公共の利益にかなっており、信頼できることをユーザーに知らせるためのものです。青色のバッジを取得するには、アカウントが信頼でき、著名であり、なおかつアクティブである必要があります。”
として認証バッチを扱ってきた。つまり、この青色バッチがついている人は著名人かつ本人で、更にTwitterを頻繁に利用している人である証明だった。これにより、偽物か本物かを判断することができたのだ。
ところが、イーロンマスクはこの認証バッチを剥奪した上で有料販売を始めたのだ。
今までTwitter社が調べて信頼できるアカウントにだけつけてきたこの認証バッチを、誰でも買えるようにしてしまったのだ。これにより、偽物でも認証バッチをつけれるようになった。
また、著名人やタレントなどは逆に困ってしまった。自分が本物であることを証明するためにお金を払わなければならないわけだ。結果的に、SNS離れを加速させる可能性もあると見られている。
そして何より意味不明なのはSPY×FAMILYの作者遠藤達哉氏のTwitterは、なぜか認証バッチがついているということだ。
本人は何もしていないらしい。
ちなみに理由は、イーロンマスクがSPY×FAMILYのファンだからだそうだ。流石イーロン、職権乱用もお手の物だ!
他にもいろいろ
休眠中のアカウントを勝手に削除したり、DMが送れる回数を制限したり、酷い時はAPI制限を設けることで、一日に600件しかツイートを読み込めなくしたりした。
従業員を83%も解雇したり、退職金を支払わなかったりと、社長としての活動も最低最悪だ。
そんな彼が、つい最近新しい動きを見せた。
それが『ブロック廃止を検討する』というものだ。
さらにこのツイートに対して反対を掲げている人間を片っ端からブロックして回っているらしい。
結局自分はブロックしてるじゃないか。流石イーロン。
さらに、SNSアプリには規約というモノがあり、必ずブロック機能を搭載する必要があるのだという。もしブロック機能を削除してしまえば、Xはアプリとしての人生に幕を下ろすこととなるだろう。
おっと、ここに一つイーロンの功績があるじゃないか!
コミュニティーノート機能
そう、イーロンがTwitterを買収してから生み出された新機能、それが『コミュニティーノート』だ。
先ほどのブロック廃止に関しても、それがGoogle PlayやApp Storeの利用規約に違反することが分かったのはノートのお陰じゃないか。
流石イーロン、やればできるじゃないか。と思いきや、こんなコミュニティーノートを見かけた。
つまり、イーロンの功績なんて、なかったんや。
以下参照
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