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子供をインターナショナルスクールに入れた後の選択肢

長女は3歳から小学校入学前までプリスクール(インターの幼稚園)、日本の公立小学校、中学高校は一貫教育の日本の私立校にあるインタークラス、そこからアメリカの大学へ進学しました。

次女は、1歳半からプリスクール、3歳から小学校卒業までインターナショナルスクール、中学高校は日本の一貫教育の私立の普通科へ入学しました。次女は文科省の定める義務教育(小学校)を受けていませんので、公立中学へ入学できないことになっていました。無事、中学を卒業できた時は、ようやく中卒という資格を得ることができてホッとしました。

二人とも海外に住んだことがないのに、帰国子女枠で中学を受験するために、英検準一級が要求されていました。長女は6年生で無事、準一級、中学1年生で一級(米国大使賞受賞)。次女は6年生で一級合格。最近では1級の実力がないと、人気の中学は受かりません。

次女にしてみれば、一歳半から中学入学前まで、英語で教育を受けていて、日本語は申し訳程度しか勉強していません。中学から日本の教育システムに入るという選択は、ずっと日本の学校に通ってきた長女が家の中にいるということでおそらくハードルが下がるものの、全てにおいて、カルチャーショックでした。次女の学年で日本の学校に移ったのはおそらく一人か二人だったのではないかと記憶しています。

中学から日本の学校に入学するインターから来た子や、帰国子女の子で、どうしても馴染めずに、途中でインターに転校する子はほぼ必ず毎年います。日本のスタイルに馴染めず不登校になってしまう子が多いのです。

しかし、当時年200万円くらい(現在一年平均250万円前後)かかるインターの授業料を3歳から18歳まで払うことはうちの経済力ではできなかったので、姉のいる日本の一貫校のインターコース(年100万円以下だった)を受験せることにしました。結果的には、姉の学校を選ばず、インターコースのない中学へ入学しました。

中学へ入学してからも、ほとんど帰国子女の子達とつきあっています。学校の休み時間は英語で過ごし、家ではnetflixで英語のドラマを見て、英語の音楽を聴いているのです。日本の10代の子達のカルチャーに興味がないので、一般生とは話が合わないようです。

勉強の方も、日本語を読むのが遅い、漢字が書けない、計算が遅い、日本の地理や歴史を知らない、生物や科学の単語を日本語で覚え直さなければならない(例えばCarbonは炭素)といったことで、最初の2年くらいは英語以外ではほとんど100点中50点以下でした。中学で初めて、現代国語が平均点に到達した時、高校一年生になって初めて、数学で平均点が取れた時は家族全員で本当にホッとしました。

そのままインターに残ったお友達は、中学や高校から海外のボーディングスクールに行った子もいます。これから、海外の大学を受験するか、国内の大学をAO受験、帰国子女枠や英語の特別受験枠で受験することになると思います。

最近では、日本にもインターが増えましたが、高校までついていないインターに入った場合は、インターの中学からは日本の高校への受験資格がないケースが多いので、国内のインターか海外の高校へ入学するしかありません。

インターナショナルスクール受験、中学の帰国子女受験、中高一貫校のインターコース、米国大学トップスクール受験、インターナショナルスクールのカリキュラム 、インターナショナルスクールの子供達の生活 、インターのママたちの生活などについては別の記事に書こうと思います。



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