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本やドラマを通して抱く感情 そして歩む道

「+1cm IDEA たった1cmの差があなたの心をがらりと変える」
という本をご存じだろうか。
手に取り読み進めていくととても深い感情が読み取れる。
わたしがもやもやしているけどうまく伝えられないこの感情をまさに
説明してくれているかのような。心にシンデレラフィットしてくれる文章が美しく愛おしい絵と共にこの本に綴じられている。

自分の抱いている悩みは人生の中でも最大級で、なかなか抜け出せない暗いトンネルのように感じていた。
しかし、多くの人がたくさん悩みを抱えている。
少し角度を変えて物事を見てみると別の気づきが見えてきたり。
それがたった1cmであっても、受け取れる気づきは大きいのだ。

一冊の本の中でぐっとくるシーンって受け取る人間によって様々。
自分にピンとくる何かを発見できた時の喜びは同じなのに。
その内容が違うだけで同じ本なのに別の本みたいに感じてしまう。

最近「不適切にもほどがある!」というドラマを見た人も多いと思うが、
昭和と令和での世代のギャップ。常識感とコンプライアンスの激変を描いている。
北野武が出した「新しい道徳」という本も、つい最近読んだのだが内容はまさに、今を生きる人間に昔と同様の道徳を教える意味はない。という感じの内容で、世代が変わり価値観・道徳の精神・当たり前のように日々私たちが使うネット社会の常識が真逆になっているということだ。
良かれと思いやってきた行動が、今じゃ本当にそれで良いのか?って話。

同じ会社に勤めている、新入社員20代と、課長・部長クラスの50代の方々の価値観の違い。恐ろしい。
今は、〇〇ハラなんてすぐに言われるから、上司のほうがビクビクして自分の言動を気にしている人も多いかもしれない。
とにかく相手を不愉快にさせるような言動には注意しなくてはいけない。
となると、本来伝えたいことが100パーセント伝わらない確率が高くなるのでは?
昭和の時代は、上司・学校の先生・親に口答えなんてありえない世界。
夫婦の形を見ても、夫が3歩前をずかずか歩くのが当たり前。
嫁の立場ったら・・・。
それでも、歯を食いしばり姑にいびられながらも家を守ってきた嫁。
今では考えられない世の中だ。即離婚!!
離婚やシングルマザーなんて恥ずかしい時代だったのが、今は堂々と子育て応援してくれるサポートも手厚い世の中に変化している。
世間的に弱い立場の人やものに対しての支援の輪が強くなっている。

時代が流れていくにつれ、良くなってきたことも多いが、
なぜかあの三丁目の夕日のような昭和時代のあたたかさに憧れる人も多いのではないか。
地域がまるごとみんな大きな家族のように見守ってくれ、
どんな問題もめんどうごとにだって、協力してくれる、支えてくれる人たちのあたたかさ。
物やお金がなくてもみんなが支えあっていた古き良き時代。
どんなに時代が過ぎても忘れちゃいけない、日本人としてのこころのように感じる。

とどのつまり、なにが言いたいのか・・・
生きる時代を選ぶことはできない。
その中で自分の感情が流されてしまうことはあるだろう。
でも、個人的に「ここは許せない」とか「ここだけは曲げられない」っていう何かを持っていることは大事だと思う。
あとは、自分の心が躍るほうへと歩くのみ。

私は想定できる道を選ぶのはやめた。
自分の中で今までの自分なら選ばなかった道を歩もうと決めた。
そっちの道を想像する自分のほうが今心躍っているから。。。


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