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カロリーメイトの箱でスケッチブックを作った(#228)

カロリーメイトの箱を4個使って2つのスケッチブックを作った話を今日はする。

ここ一週間くらい、気分が沈んでるんだよ。体調が悪いわけではない、ただただ、ゆううつ。あの、鬱ではない。私は鬱になったことない。理由はある。でも、問題解決するとかしないとか、そういうことではないので、時間の経過を待つしかない。

そういう時は手を使って何かを作ると気分が晴れる場合が多い。「料理すると気分が晴れるのよね〜」という友達が私のまわりに少なからずいる。しかし、私にはそういう選択肢はない。料理するなんてもっと気が沈む。風呂場の掃除をしていた方がまだ元気が出る。

先日の文章にも書いたが、日本から来たお友達が私のリクエストでカロリーメイト4箱お土産に持ってきてくれた。30年ぶりに食べた。中身よりも、久しぶりに見る箱がめっちゃ可愛いと目を引いた。その時から「これでスケッチブック作るぞ」と決めていた。私が覚えている限り、箱のデザインは昔から変わっていないと思う。

クロカワ(AIアシスタント)に聞いてみよう。
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カロリーメイトのパッケージデザインは、グラフィックデザイナーの細谷巌氏が手がけ、1983年の発売以来、ほとんど変更されていません。このシンプルで機能的なデザインは、2014年に「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞し、長年にわたり生活者の支持を得ている点が評価されました。
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カロリーメイトのデザインがグッドデザイン賞をとった記事はこちらのリンクから。https://shorturl.at/FEUW9

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私には特技がある。空き箱や紙袋や封筒などでスケッチブック(あるいはノートブック)を作ることができる。テイクアウトするコーヒーの紙コップを潰して小さなノートブックを作ったことさえある。何でそんなことをするかというと、理由はある。

例えば、お土産で何かもらったとするじゃない。その箱のデザインが素敵でキープしたいと思ったら、その箱を使ってノートブックを作る。できたノートブックに、どういう経緯でこれをもらったのか、どう思ったのか、その時どんな話をしたのかなどを、綴る。写真をプリントしてはったり、コラージュしたり、押し花したり。出来上がったら、ノートを開けるたびにその日の楽しかったことパーっと飛び出してくる。そういうのを作るのが好きなのだ。

作ったものを相手にプレゼントすることもある。みんなびっくりする。「えー、そういうのも無駄にしないで、こんな素敵なの作るの〜!」と言う。喜んでくれて嬉しいんだけれど、ちょっとそれは違うんだよな。「無駄にしたくないから」と言う気持ちで作っているわけではない。う〜ん、うまく言語化できるかな。

例えば、このカロリーメイトの箱はさ、日本で作られて、店員さんの手によって店に並べられて、私の友達が手に取ってレジで支払いして、飛行機に乗ってシドニーまで来たじゃない。箱が誕生してから私の元へ来るまでの過程が、その旅路が、この「物」に宿っている気がするんだよ。それを大事にしたいわけ。デジタル化が進めば進むほど「物」が持つ意味が素敵だな〜、大事にしたいな〜って思うんだよ。

では、カロリーメイトの箱の話に戻る。
4本入りの箱はタテ100mm・ヨコ107mm・幅20mm。およそ正方形。その形と大きさのままでスケッチブックを作った。正確に言うと今回は、トラベラーズノートの革製手帳のような、中にリフィルの冊子を挟むタイプを作った。中のリフィルに使ったのは、無印のノート。これは水彩描いても裏に抜けない優れものの紙なので、常備している。無地のノートを箱のサイズに合わせてカットした。その時にできたあまりでさらに小さなプチノートを何冊か作った。

あのね、この10センチ正方形の大きさがとっても良い。気軽にペンでお絵描きしたり、文章を書いたりするのに、この大きさが絶妙に良い。しばらくはこれを持ち歩いて、らくがきするぞ。

あなたが手を使って何か作るとしたら何作るんだろう。おにぎり?中身はシャケがいいな〜。フフフ。あなたの想像力が私の武器。今日も読んでくれてありがとう。

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