握力トレーニングに魅せられた男達。
オッス!オラ握力トレーニー!
はい、という事でおよカトです。こんにちは。
今までに握力に関する記事をいくつも公開してきましたが、実は根本的なところを一つ記事にしていなかったんですよね。
なんだと思いますか?
タイトルで分かる方もいるかもしれませんが。
そう。
「握力の魅力について」です。
初めてこのnoteで公開した記事では、私が何故握力を鍛えているのか、握力との出会いについて書きました。
しかし握力トレーニングというものの魅力について書いた記事は一つもなかったんですよね。
というわけで今回は、握力強化について役立つ情報ではなくただ雑談のような記事となります。
しかし人によっては何かヒントを得られるかもしれません。
お時間ある方は是非お読みください。
そこに握力計があったなら
男という生き物は、無意識のうちに日々小さな勝負事を沢山こなしています。
見栄をはりたい。力を誇示できる場であれば積極的に参加します。
幼少期、学生の頃も生活の中でいくつもの勝負があります。
学業の成績や、部活においての試合など。
自分の得意分野の重きを学業か部活動のどちらかに置く人が大半ですが、学生生活においてそのどちらであるかは関係なく全員が公平な場で点数を付けられる場面はいくつもあります。
その中に体力測定、スポーツテストがあります。
女子でそこまでこのイベントに積極的な人は多くありませんが、男子は表に出さずとも割と戦っていたりするんですね。
その中でも何故か(少なくとも私の周りでは)暫く競い合う分かりやすい種目として握力測定があるわけです。
クラスを超えて「あいつ47kgだったらしい」とかいう噂が流れました。
なんで握力だけなんですかね。
そんなこんなで、学生の頃に年に一度訪れるこのイベントを何度も経験して歳を重ねていくと、握力計を見たら自然と
「この中で一番良い記録を出してやりたい」
という気持ちに駆られる男が多く生まれるのかもしれません。
これ、実は握力トレーニングに出会うキッカケとして日本男児のほぼ全員が通る道でもあります。
「良い記録を出したい」という気持ちがどれだけ強いのかにもよりますが、その気持ちが強ければ握力トレーニングというものに手を出すわけですよね。
つまり皆さん既に「握力との出会い」は果たしているんです。
握力トレーニングの魅力
いざ握力トレーニングを始めてみると、気付く事があります。
それは
・最大筋力を発揮する楽しさ
・場所を選ばずトレーニングできる
・握力に救われる場面は意外にも多い
などです。
男性は基本的に、自分に筋肉が無いよりはあった方が嬉しいと感じる人が殆どです。
そして世間一般的に筋肉がある=力が強いという構図があるので、そこまで筋肉量が多くなくても力が強ければ半分錯覚のように自分に筋肉があると思えるわけです。
この最大筋力というのがキーワードで、握力トレーニングをするというのはまさに最大筋力の発揮なわけで、これは休み時間に腕相撲をする楽しさに近いものがあります。
硬いグリッパーを力で捻じ伏せて閉じる。
腕相撲で相手を力で押し切る。
楽しさのベクトルは同じです。
最大筋力で相手と勝負して勝つ。
しかも一般的な勝負であれば技術面は必要とされないので運動音痴は関係なく、誰でもとっつきやすい。
これは男性にとって非常に魅力的な事であります。
そんな勝負でさらに強くなって、さらに気持ち良くなる事に通ずる楽しさが握力トレーニングにはあるんです。
分かりますか?分かりますね?分かって。
握力トレーニーと呼ばれる者たち
そんな握力トレーニングにすっかり魅せられ、狂ったようにひたすらグリッパーを握り続ける人たちがいます。
そう。私たち握力トレーニーですね。
様々な趣味がある中で、筋トレという限られた枠組みの中の、更に人口の極端に少ない握力トレーニングというジャンルに魅せられた人達です。
普通聞かないですもんね。握力が趣味って。
私なんかはあえて自己紹介のときに
「趣味は握力です。」
と言うことによって99%の人が思わず反射的に
「え、何、どういうこと?」
と質問してくるので、そこから簡単に説明をしていくという手段をとっています。
握力計で100kg以上の数値を出したことがあるといった話をすれば、そんな人が周りに一人もいないという方が大半なのでインパクト大なんです。
これかなり便利で、大抵の人は一度会った後に暫く期間が空いたとしても一発で覚えてくれています。
まぁそんなこんなで、気になるのは
「どういった人が握力トレーニーになるのか?」
というところかと思います。
一言で表現するならば
オタク気質
これに尽きます。
じゃあまたまた問題提起。
なんでオタク気質だと握力トレーニーになりやすいのか?
握力にのめり込むと終わりがない
同じ筋トレであっても、ベンチプレスやデッドリフトなどと対比して握力トレーニングというのはかなり地味ですよね。
ですよね?
正直に言っていいですよ。怒らないですから。
というか私達握力トレーニーもそう思っています。
が、しかし。
地味であってもめっっっっちゃくちゃ奥が深い種目なんです。
年単位で握力トレーニングを続けていくと、停滞もしくはそれに近い期間がどこかで訪れます。
そしてそれを打破する為に、記録を更新していく為にとる手段というのが握力トレーニングの研究になってくるわけです。
これがオタク気質である必要性でもありますね。
もちろん技術的な部分もそうですが、栄養学、解剖学、神経学の観点からもどんどんと知識を増やしていく事で自分の今までのトレーニングが非効率であったかもしれないと気づく事ができたり、握力トレーニー同士での情報交換のネタになったりするわけです。
恐らく最大筋力を発揮するという面においてはパワーリフターの方達と似た部分があるかと思います。
深くまでのめり込んだ事のない方からすると、まずそもそもどれだけ奥深いのかが実感できないかと思いますが、そこを乗り越えて初めて本当の楽しさに気付くという言い方もできます。
握力トレーニーの生活
握力トレーニーというのはオタク気質であるとお話しましたが、重要なファクターがもう一つあります。
それは
握力の為に生活を変えてしまう
という事です。
これは筋トレをしている方なら多少は分かる部分があるはずなのですが、まずは食事です。
それから睡眠時間をしっかり確保するようになったり、今までの生活とは違った過ごし方をする事によって更に強くなりやすくしようとするわけです。
これは握力トレーニーも同様で、握力というたった一つの種目に深くのめり込み、たった一つの種目の為に栄養面や生活習慣、スケジュール管理、特に睡眠に関してはタイミングや長さをコントロールする人までいます。
内容については私の沢山の記事で書いておりますので詳しくお話しませんが、とにかくあれこれと、それはもうプロの競技者かってくらい様々な事を考えながら生活を送る人がいるので、そういった面で奥深さを感じて頂けるかなと思います。
握力トレーニングに関する情報
握力に対してできる事はとにかく実践していく握力トレーニー達ですが、そもそもそういった握力に役立つ情報はどうやって手に入れるのでしょうか。
情報の仕入れ先は様々です。
ただ少なくとも、「握力 鍛え方」と安直な検索ワードでヒットするような情報は実際のところ握力トレーニーはほぼ無視しています。
むしろ「質が低い」「効率が悪い」「間違っている」と思っているパターンが殆どです。
握力トレーニーの常識とは外れた情報ばかりが出てくるというのが実情です。
言い過ぎかな。
じゃあ正しいというか、核心的な情報はどうやって探せばいいのかという問いに対して言えるのは
握力トレーニーに本気で質問する。
これが一番だと思います。
ただ、無駄にハードルを上げてしまうようで申し訳ないのですが、大抵TwitterのDM等で握力トレーニーに対して
「どうやって握力鍛えてますか」
みたいな広過ぎる質問には深くまで答えない方が多いです。
そもそも質問者がどんな実力で、どれくらいの期間トレーニングしていて、どんな生活習慣で、どんな悩みを抱えているのかくらい情報がないと何をどう答えていいのかが分かりませんからね。
これは握力トレーニングに限った話ではないはずです。
情報が手に入れやすい今の時代、一度も顔を合わせた事の無い人に対してもメッセージを送る事ができる時代だからこそ、そういった完全に受け身で思考停止した質問をしたら返答する側も困ります。
最悪の場合無視します。
それはここまで読んでくださっているあなたなら理解して頂けるはずです。
まぁ端的に言えば
「知らない人に対して、自分が積み上げた知識をいちいち活用する、時間を割くのが面倒くさい」
といったところでしょうか。
話が逸れてしまいましたので戻しましょう。
私の知り合いの握力トレーニーは、かなり研究熱心な方々が多いです。
先輩方の知恵や経験を基に、様々な文献等の情報から、これは握力に使えそうだぞ!というものを各々蓄えているわけです。
そしてその情報をSNSや握力オフ会等で共有したり議論して、またお互いのレベルを高め合っているんですね。
こう書くと
「握力のコミュニティに属するのめっちゃハードル高そう」
と思われてしまいそうですが、実際はそんな事はなく、Twitter上であれば握力トレーニングについてツイートしている人を見つければすぐフォローを飛ばしたりして、握力仲間としての輪を少しでも広げようとしている方が殆どです。
私もその一人です。
握力オフ会についても、握力トレーニング経験のない方もウェルカムという空気感でやっていますし。
もしあなたが握力のコミュニティに属したいというのであれば、日本の握力トレーニーと繋がるならTwitterを、世界中の握力トレーニーとならInstagramを活用すると良いでしょう。
で、最後に宣伝なんですが。
握力トレーニー同士で共有されるような核心的な情報について、栄養学や技術面など色々と知りたいのであれば是非とも私のnote記事を読んでください。
握力に関連したもので普通は拾えないような情報を多数文章化しています。
といったところで、今回はこの辺で。
握力トレーニー向けのサービスを2つ行っております。
詳細についてはURLから記事をお読みくださいませ。
グリッパーレーティングサービス
https://note.com/akoks/n/n0172fc45996d
握力パーソナルトレーニング
https://note.com/akoks/n/nd6cfd0771214
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