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会いたい人は会社の外にいる

会社以外の場所でロールモデル的な、お近づきになりたいと思う人を探すようにしています。

ロールモデルと言っても、その人のキャリアや考え方をそっくり真似る!ということではなく、その人のいいな、素敵だなと感じる所を見つけるイメージです。

今いる会社は社員の年齢層と性別に偏りがあります。若手はここ10年くらいで男女比半々になってきたものの、中堅以上になると女性がぐっと減ります。女性管理職比率も一桁パーセント。その数少ない女性管理職も全員シングルか夫婦のみで、子育てをしながら管理職をしている女性がいない会社なのです。裏を返すと、女性が子育てしながら管理職をすることが難しい(もしくは女性側から拒否された)職場環境だったということです。

わたしが探すロールモデル的な人は男女問いません。「この人のこういう所がいいな」「考えを聞いてみたいな」と思う人へ、気がつくと無意識にアプローチしています。性別や子どもの有無は仕事への姿勢に関係しませんが、とはいえ子育て期特有の悩みはあるもので、両立する上で工夫したことを、外で会う子育てをしている女性管理職の方に聞いてみたいと思うようになりました。

話をするときは、悩み相談!という形よりも、雑談のようにとりとめなく会話ができる方が嬉しいです。話を聞いてほしいという思いよりも、相手のかしこまらない本音や考え方を知りたいという思いの方が強いからです。

先日、会社の外で私より一回り上の世代の先輩お2人(Aさん、Bさん)とお話する機会がありました。
AさんはPR会社を立ち上げ経営者としてバリバリ活躍する方、Bさんは大手メディアの専門記者で管理職的なポジションにいる方です。

大学生になったお子さんを持つお2人のお話を聞くことは、0歳8歳育児真っ只中のわたしからは見えない景色を想像する機会になりました。

「今は大変だけど振り返ればあっという間」
「子育てはプロをリスペクトし、力を借りる」
「母親じゃなくてもできることは切り捨てる」
「稼いでいるんだから、プロの力を借りることへの投資は惜しまない。お金は子のため、自分のためにどんどん使う」

働き方や収入のレベル感が違うのでそのまま即実行できるわけではありませんが、こういう考え方もあると知ることで、この先の仕事と子育ての両立に選択肢を増やすことができ、心に少しだけゆとりが生まれました。

noteで様々な人の考えに触れることも、自分の選択肢を増やすきっかけになるのかもしれません。「これは共感できる」「自分はこうではないな」と考えることで自分の価値判断軸が明確になります。そして、それをもとに見えてきた自分軸を大切にすると、人生の満足感がアップします。

今よりもっと大変な時代に共働きで子育てをしてきた先輩との会話に勇気をもらい、今の時間を大切にしようと思った2月の夜(久しぶりの外出)でした。

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