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不器用さん向けライフハック/④頼る

今回のテーマは「頼る」です。画像の④を見てください。

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これはですね…私がこの数年間で手に入れた、最も大切なライフハックだと思います。できないことはやらない。やらずに済むように、外注する。

具体的な工夫を紹介する前に、まず私自身が苦手とすることを説明します。
(ADHDに詳しい人は飛ばしてくださいね)

ADHDの人は「記憶のお盆」が小さい

ADHD(注意欠陥多動性障害)は不注意・多動性・衝動性を特徴とする発達障害です。私はこの中で特に「不注意」の傾向が強いです。
ADHDの人はワーキングメモリの機能が弱いとされています。

ワーキングメモリとは?LITALICO発達ナビの記事より)
ワーキングメモリの役割は、入ってきた情報を脳内にメモ書きし、どの情報に対応すればよいのか整理し、不要な情報は削除することです。ワーキングメモリの働きによって、瞬時に適切な判断を行うことができます。

ワーキングメモリは「記憶のお盆」と例えられることも。(by 司馬理英子先生)お盆が小さいと、必要な情報がこぼれ落ちてしまい、ミスにつながりやすくなります。

ADHDの「不注意」症状
・ケアレスミスが多い
・気が散りやすくて、物事に集中することが苦手
・物をどこかに置き忘れたり、物をなくしたりすることがある
・片付けや整理整頓が苦手
・約束や時間を守れないことがある

私はこのリストの全項目にバッチリ当てはまる人間で、これまで数え切れないほどの失態を犯してきました。がんばればできる!という謎の自信は何度も打ち砕かれ、その度に周りの人(特に夫)に迷惑をかけてきました…ごめんね……

そんな、私が、頼ってみたらうまくいったものを紹介していきます!

お金の管理:マネーフォワードME

お金の出入りの記録に、マネーフォワードMEというアプリを使っています。
手帳はアナログ派の私ですが、家計簿はアプリの方が断然おすすめです。銀行口座やクレジットカードを連携させておくと、勝手に更新&計算してくれるのでとにかく楽です。お金が見える

以前はよく、「ADHDの人はクレカを使わない方がいい」と言われていましたが、この常識はこれから変わっていくでしょうね、確実に。
我が家では月に一回、マネーフォワードを見ながらお金の使い方を見直しています。アプリを活用することで、家族でお金の話をしやすくなった気がします。夫と一緒にチェックすることで衝動買いも減ったし…本当におすすめです!(この辺はまた詳しく書きますね〜)

なくし物対策:キーファインダー

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親機のボタンを押すと、子機が鳴るという、シンプルなキーファインダーを使っています。元々は実家の母が使っているのを見て購入しました。(姉にプレゼントされたらしい。)家の中で探し物をしてバタバタすることが減りました。

ただこれは外出中の落し物には対応できないので、出かける機会が多いという人にはMAMORIOtileがいいかもしれません。スマホと連携していて、なくすとお知らせしてくれます…!すばらしい時代だな〜!
ただ、キーファインダーに比べると値が張るので、本当に大切なものに保険としてつけておくのがいい気がします。

献立決めと買い物:3日分の献立セット

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去年から生協の宅配をお願いしていて、すごく便利なのがコレ。
3日分の晩ごはんの材料とレシピを届けてくれるというセット商品です。
(コープとかパルシステムとか、場所によって呼び方がいろいろあるみたいですが…コレです。画像からも飛べます)

料理を始める前の、献立決め→買い物の部分を外注することで考えることがすごく減りました。栄養士さんが考えた献立なのでバランスが良いし、マンネリ化も防げます。(自分の飽き性な部分にもハマっているのかもしれないですね)
冷凍食品やお惣菜ベースなど、便利な時短グッズが知れるのも嬉しいです。本当に痒いところに手がとどく素晴らしいサービス!どなたか知りませんがありがとうございます…!

夫にお願いしていること

我が家ではほとんどの家事を夫と2人でやっています。分担するというのでもなく、その時その時の状況に合わせて、動ける方が動くという感じです。だいたい、ひとりは息子の身の回りのことでバタバタし、手の空いている方がお皿を洗ったり洗濯機を回したりします。夫の出社までだいぶ余裕があるので、洗濯物も一緒に干します。専業主婦の割に楽をしているような気もしますが…子どもができて、自然とこうなりました。ありがたいことです

特に、朝ごはんの用意アイロンがけは苦手であることを夫に伝えてあり、最近は私がやることはほぼないです。(私は朝すっきり起きられず、ソファーで気絶していることが多いため。アイロンは何回やっても納得できない&火傷が絶えないのでやめた)

昼〜夜の掃除や食事の用意、お風呂や寝かしつけはほぼワンオペなのでそれなりに大変ですが、義理の両親にも助けてもらいながらなんとかやっています。(別にこれは私がADHDだからとかではないです。育児って大変だもんね)

自分に余裕がないと優しくなれない

出産してしばらくの間、余裕がなかった私は、自分に対しては「〜しなければ」、夫に対しては「もっと〜してくれたら」と不満を募らせ、かなりトゲトゲしていました。表面的には仲良し夫婦だったけど、もっと根深いところですれ違いがあったように思います。

夫から「家事なんて適当でいいから、笑っていてほしい」と言われて、ハッとしたのを覚えています。ああ、私は勝手にひとりで抱え込んで、その分どんどん不機嫌になっていたかもしれないなあ、と。
それからかな?「できない」をちゃんと言えるようになったのは。夫に「〜してほしい」と頼めるようになってから、お互いにすごく楽になりました。

誰にでも得手不得手があります。苦手なことを無理してやって、体や心をすり減らすくらいなら、便利な家電を活用したり、人に頼ったりしながら少しでも楽できる道を探していく方がずっといいんじゃないかと思います。

だからあんまりひとりで無理しないように!!ね!!

読んでくれてありがとうございました。
何かひとつでもお役に立つことがありますように。

今後はもっと具体的に(お金編・時間編・そうじ編・料理編と、シーン別に)工夫を紹介する予定です。のろのろ更新になりますがよかったらフォローしてください。

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