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なぜここにいるんだろう

先日、会社の交流会がありました。
部署が違うと中々接点がないに加えて、勤務地も離れている事から、定期的に行われています。
話すことは自由なので、始まってから何となくその場で決まります。

先日の話の中で「これまでの経歴」の話題が上がりました。
皆さんに聞いてみるととても興味深いご経歴をお持ちで、これだから人の話を聴くのは楽しいんだよなと改めて感じたところです。

その中で自分の経歴についてもお話しました。
もとはIT業界の出身、オンサイトを10年近くやっていました。しかしその後は畑違いの業界へ転職。新規立ち上げや何も決まっていない仕事が好きだったので、ベンチャーばかり渡り歩いていました。
今は縁あってカウンセラーという仕事をしていますが、大学から心理学を学んでずっとやって来たというわけではなく、今こうしている姿など全く想像もしていませんでした。

グループの方から

「転職してきた業界に統一感がないんですけどどうやって仕事を選んできたんですか?」

と質問され改めて思い起こすと、どの仕事も

「面白そう」

と思ったからでした。
心が動いて「ここで働きたい」とか「この人と働きたい」と思わないところは、生意気にもお断りしていたなぁと、今になって若気の至りを感じております。
ただ、納得いかなければ続かないし、「後が無いから」「お金がないから」とかいって無理に納得させてもまた然り。
根性なしともいえますが…

逆に気持ちが向いた仕事は、どんなにキツくてもそれなりにやり遂げてきました。
人から「努力してるよね」と言われてもピンとこないんです。努力って辛くても汗水垂らして頑張り続ける事だと思っているので、それとはまた違う楽しいという感覚、強いて言うなら好きな趣味なら寝食を忘れてのめり込むようなものでした。
これまでの人生で一番「努力」した記憶があるのは小学校時代のマラソン大会くらいです。。。

かのスティーブ・ジョブズが2005年スタンフォード大学の卒業式で演説をした際の話「conecting the dots」は有名ですが、彼は目の前の事を一生懸命やる、その「点」と「点」が改めて振り返った時に線でつながると言っています。

私の「点」をつなぐ線は「面白そう」だったようです。
なぜ今ここにいて、これをやっているのかはわかりません。でも必然的に過去の選択から私はここにいるのでしょう。

年明け、皆さんはどんな「点」を選びますか?



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