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生きる力

今日も天気が良いですね。
実家に介護に来ています。
片道1時間30分の運転。
以前採用担当の頃は、1日中小さな社用車で訪問に回るなんてこともしょっちゅうだったので苦ではないのですが、猫をおいてくる事の方が気がかりです。
化粧をしていると「またどこか行くの?」と言わんばかりに話しかけてきます。
ごめんね。

最近のカウンセリングで感じるのは、皆さんあまり先のことまでどうしようかと考えておられない方が多いなという事です。

少し前から不確実性の時代(VUCA)とも言われていますが、その影響もあるのでしょうか。
ひと昔の頃はこの人についていれば、これをやれば間違いなく出世できるという定石のようなものがありました。
今は大企業に入社しても安泰とは限らない。
M&Aやコロナのような予期しない出来事に翻弄されて急に目の前の信じていた道が消えてしまうなんてこともしばしば。
やむを得ず進路を変えた就活生のみなさんも多くいたようですね。

何か外在的なものに幸せを求めてしまうと、手に入らなかった時のショックは計り知れません。
そんな時私がクライエントさんにお伝えしているのは「ご自身が一番納得できるものを選んでください」ということです。
結果はどうあれ、その時に選んだものは、その瞬間のベストの選択肢です。
もしその選択が間違っていたら「あれではなかったんだ」という、次によりベストな選択ができるための経験という知恵が得られる。
知恵の積み重ねは人を力強く成長させます。

同じ方に数年後振り返ってあの頃はどうでした?と伺うと

「乗り越えました!もう大丈夫です。」

とおっしゃいます。
望んでいた第1希望の選択ではない方も中にはいますが、最終的に「これでいいんだ」と語る目の前のクライエントさんに、人としての生きる力を常々感じるばかりです。

先の事は考えづらい時代ですが、恐れずに小さな事でも行動していってもらいたいなと思います。
我々カウンセラーはクライエントさんの幸せをいつも願っています🌸

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