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彼氏に依存していた私が、今はひとりで生きている話

 私は18歳から27歳までの間、2人の彼氏と付き合いました。「彼氏がいないと生きていけない」というTHE 恋愛依存女だった私。ですが今はひとりでいる時間が楽しくて仕方ありません。

 彼氏にしがみついて生きていた過去の自分に「男に依存していると良いことないぞ」と言いたい。この記事は、過去の私と同じように恋愛依存から解放されたくて苦しんでいる人に向けてお伝えできればと思い、書きました。「ひとりになっても死なないよ」と伝えたい。そんなお話です。

依存していることを自覚しながらも、離れられなかった苦しみ

モラ男への依存。自分を責める日々【1人目の彼】

 東京⇔北海道の遠距離。毎晩Skypeで寝落ち通話がルーティン。大学浪人で貧乏な彼は東京に来る費用がなく、私が往復4〜5万円かけて定期的に北海道へ会いに行っていました。

 その後彼は東京の大学に進学して上京し、やっと遠距離から解放されるうれしさも束の間、その彼がモラ男だったことが判明。彼から「ブス」と罵倒されたり「叩かないとお前の性格は治らないだろ」とDV気味に責められたりと、虐げられる日々。「私はダメな人間なんだ」「私が改善すればいいんだ」と思いながらも、彼のことは大好きでした。

 彼は貧乏で、ごはんの時は決まって某ファミレスやスーパーの半額弁当。お出かけデートなんてレア中のレア。「お金を使わなくても楽しいもんね」と無理やり自分にいい聞かせていた。そんな日常でした。

優しさに依存【2人目の彼】

 2人目の彼はバイト先で知り合った人でした。まだモラ男と付き合っていた時期でしたが、彼からの猛アタックに心が揺らいでいました。モラ男とは幸せになれないと判断し、2人目の彼と結婚を前提に付き合うこととなりました。

 喧嘩した時でも「お互いで乗り越えなきゃいけない期間なんだよ」と寄り添ってくれたり、「何があっても幸せにするからね」と言ってくれたりと、素敵な彼でした。

 私は、そんな彼の優しさに依存。「私だけを見て!寂しいの!」と言わんばかりに、女性がいる飲み会に彼が行く度に責めたり、彼の好き度を試すために怒ったり泣いたりするかなり痛い女でした。

 喧嘩する度に「別れよ?」と試し「彼は何があっても私のもとから離れないだろう」という確証を得られる快感も、依存に拍車をかけていました。

彼との別れ。9年ぶりのフリー。

 同棲していたアパートの更新月が迫ってきたことに加え、彼の短期転勤(転勤日が私の誕生日という引きの良さ)が決定。

 その頃同級生らが徐々に結婚し、自分も焦りを感じていました。そんな時期の「まだ結婚する気は起きない」という彼の発言。そりゃあこんな痛い女と結婚なんてしたくないでしょうね。そんな言葉を言われても「私の依存が治れば結婚を決意してくれるはず」とバリバリの痛い女でした。

 友達から「もう見切りをつけな」と言われながらも別れる決心がつかずもやもやが募る。こうなったら神頼みだ! と友達のススメで京都の縁切り神社に行きました。その1か月後、彼の短期転勤のお知らせ。驚きました。縁切り神様は存在しました(断言)。

 その時も踏ん切りがつかず、アパートを更新し彼を待っていようと思っていた私。しかし、ここに残っていたらきっと何も成長しないだろうなと感じ、神様からの後押しもあって勇気を振りしぼり別れを決意しました。

「孤独ってさほど悪くないな」と感じた

 別れてからは単身賃貸に引っ越しをした私。9年ぶりのフリーです。同棲していた時のセミダブルベッドを引き受けたのは良いものの、ひとりだととても広く感じました。その時にふと思ったことがあります。

 自分だけの部屋、自分の為だけに作るごはん、脱ぎっぱなしの服を見ても自分のだから気にならない。相手の価値観の相違にストレスを感じることもなくなり「あれ?ひとりって何気に楽しいかも」となりました。自分の為に使う時間や余裕、そして「ひとりでも生きていける」という自信が生まれたのです。

「彼氏の存在が生きる糧。ひとりなんて無理!死んでしまう……」と痛々しいにもほどがあった私が、今はひとりで地に足をついて生きている。

「ひとりだからこそ感じる幸せ」って存在します。それは「自分が自分でいられる心地よさ」を実感できるということ。

 私みたいに大好きな彼に逃げられないように、自分らしく生きて自分の時間を持ってください。ひとりでカフェに行くでもいい。ひとりで旅行に行くでもいい。自分が好きなことをひとりで実行する。それが依存の苦しみから離れる近道です。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。これからも「ひとりだからこそ感じる幸せ」をテーマに発信していく予定です。

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