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お茶は水分補給にならない?

こんにちは、薬膳 助産師あこです🌸
自己紹介はこちら

ご質問をいただきました。

お茶は、水分補給にならないって本当ですか?

お茶はデトックス作用があるから
お茶だけ飲んでいても、水分不足になる。

と聞いたそうです。


結論は
半分、その通りです♡


なぜ半分なのか話していきます。

『お茶は水分補給にならない』、とは本当なのか

1.  お茶の作用

『お茶』とは、全てツバキ科の植物チャノキ(カメリア・シネンシス)の葉を加工したものです。

チャノキには、中国種・アッサム種という
2種類はあり、またチャノキの発酵具合によって

『緑茶・中国茶・紅茶』と種類が分かれてきます。(ハーブティや漢方茶はまた別)

発酵させることによって、太陽のパワーが入るため、身体を温める作用が加わります。

緑茶と違って、発酵されている紅茶が身体を
温めるのは、このおかげです。

ただ、基本的な作用はだいたい同じ。


日本で初めて、お茶の作用を書いた本が 
あります。

鎌倉時代に
禅僧"栄西"が書いた「喫茶養生記」によると

・集中・リラックス効果
・解毒作用
・利尿作用
・消化促進
・2日酔い改善(昔から飲み過ぎはあったのか 笑)


この「利尿・解毒作用」がデトックス部分なんです!

2.  水分補給と「むくみ」

私たちの身体は、『食べる・飲む』ことで
エネルギーを補給し生きています。

食べたものを細かく胃腸で吸収されやすい状態に消化し、
身体にとって必要なものを吸収し、
不要なものを出しています(排泄)。

ただ、身体は機械のように正確ではありません。

不要なものの選別は、その時々の体調で
うまくできないことだってあります。

特に「お菓子や油っぽいものやハイカロリー」なものは消化に負担がかかりがち。

そうして起こる不調が、『便秘・浮腫み・肌荒れ』なんかになります。

悪化すれば、消化機能系の病気や動脈硬化・糖尿病といった生活習慣病へ結びついてきます。

ハイカロリーな食事をしている現代人の体は
常にデトックスが必要な状態なんです!

ここで考えておきたいことは
デトックスと水分補給のバランスについて

水分をとっても
不要なものが出ないと、浮腫みます。

不要なものを出しながら、必要な水分を補給する。

という意味では
お茶はとってもいい飲み物です♡



3.  お茶は「飲むタイミング」が大事

不要なものを出しながら、必要な水分を補給する。

そのためには、お茶の特性を理解して飲むタイミングに気をつけること!

ズバリそのタイミングは日中です。

基本的に、消化機能は夜間活発に動いています。
朝一は、一晩がんばった胃腸機能を労わることから始めましょう♪

胃腸機能を労わってくれる飲み物は、『白湯』です。

私も朝一は、白湯を一杯飲んでから、朝食と共に紅茶を飲んでいます。



目覚めの一杯にコーヒーを飲むことが日課の方もいるはず。

そんな方も、朝一最初に飲むのみものは
白湯をオススメします。

頭をシャキッとさせる前に、あなたが寝ている間にがんばってくれた胃腸を労ってあげてください。

日中は、お好きなお茶を飲んでOK!
ただここで
『喉がよく乾く』『トイレが近い』という時は
お茶と一緒にお水を摂ることも意識してください。

『喉がよく乾く』『トイレが近い』は
デトックスに体が傾きすぎているサインです。

必要水分量についてては、こちらを参考にしてください✨


水分は、食事からも摂っているという大事なことを書いています。

夕食後は、胃腸機能が活発になる時間。
ここでのポイントは、
身体をリラックスさせること。

ご存知の通り、お茶にはカフェインが含まれています。

カフェインには、脳をシャキッとさせ、日中をスッキリ楽しむための作用があるけれど。

夜はスッキリよりも
「まったりリラックスタイム」

最近は、ノンカフェインのものも増えてきましたね。
ハーブティやノンカフェインティを飲んでも大丈夫。
ただ、多くても2杯程度に。

夜は、食事も水分もほどほどにすることが
胃腸機能を促進させる秘訣です♡

大切なのは
飲む・飲まないではなく、いつ飲むかです!

お試しあれ♪


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