「頂きますで両手を合わせてはご馳走様で両目を合わせる」って歌詞が泣きたくなるほど愛しい

クリープハイプと空音の
愛す（空音 Rimix）より。

久しぶりに聴いたらなんだか凄く良かったから、
最近のプレイリストに突っ込んだらそのプレイリストの流れが我ながら最高になった。

最近引っ越した。
駅から少し遠くなった。歩いて15分くらい。
でも歩くことは好きだからいつも音楽を聴きながら歩いていて、その時間が結構好きだったりする。

朝は仕事のことを考えちゃって気付いたら駅に着いている。
晴れた日は晴れてるだけで機嫌が良くてズンズン歩いている。

今日は帰り道がやけに長く感じた。
長く感じるってことはいつもよりゆっくり歩いてるってことで、それはつまり足取りが重いってことで、ってことはつまり疲れてるってことかもしれなくて。

別にいつもと違うことは何もしてないし、普通に働いて西友で買い物して帰ってるだけだけど。

あ、なんかダメだ心がってなって、
そんなこともあるよなーって思った。

きっと誰しも心が風邪気味な日がある。
ああなんか今日ダメだなって日がある。

そんな時、好きな音楽の歌詞が、好きな音楽の一節が、好きな本の綺麗な一文が、氷結レモンの缶が、高カロリーなポテチの一袋が、風邪薬になる。

頑張ることが幸せへの道だと思っていた。
頑張り続けていないと幸せになれないと思っていた。いつか訪れるかもしれない「幸せ」のために、今を犠牲にして辛い日々を過ごさなければいけないと思っていた。

昔からそう信じて一生懸命生きてたら、
自分にとっての幸せが何か分からなくなった。


でも、頑張らなくても幸せになれるって気付いた。

お気に入りのカフェでお気に入りの本を読みながら美味しいカフェラテを飲んだあの瞬間、信じられないほど自分でもびっくりするくらい突然、ああわたしは今幸せだーって思った。

頑張らなくても幸せになれるって気付いてから、日常の些細なことに幸せって思うことが増えた。

尾崎世界観のこの歌詞もそう。
「頂きますで両手を合わせてはご馳走様で両目を合わせる」って歌詞がなんか凄く良いなって思って深呼吸するみたいに味わって聴きながら歩く瞬間が幸せだーって思った。

そんな瞬間を大切にかき集めて生きていきたい。
そんなふうに思った。