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国語便覧が好きだ

高校入学時に購入した国語便覧。大学進学とともに、県外で一人暮らしを始めたときも、就職・転職して引っ越しをしたときも、ずっと捨てずに持ってきました。

正直、授業で使った記憶はほとんどない。だけど、授業中に国語便覧のページをめくっては、色彩の表現の豊かさや、百人一首、近代名詩選に心を躍らせていました。

第一学習社さんの新訂総合国語便覧(2007年 改訂36版発行)定価890円

あの時と比べて、未知の世界に触れたときのワクワクを感じる機会は減ってしまったけれど、知らないことを知ることは今でも楽しいまま。変わるものもあれば、変わらないものもありますよね。

文学史上の偉人たちの人生年表の終点が、没年と"死去"の文字で締められているのを見て「どんな人でも、皆同じく死ぬんだな」と思ったのが今回の感想でした。

それにしても、国語便覧は、古文・漢文・近代文学、歴史や文化、日本語の慣用句や四字熟語、手紙やレポートの書き方まで、「国語」を取り巻くあらゆる情報が網羅的に集約されていながら、1冊1,000円でお釣りがくる値段で手に入るんです。本当にいいんでしょうか。

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