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昨日の投稿を受けて嫁から言われたこと。

メタ認知能力が高い嫁から面白い指摘を頂いた

・あなたの言う「優秀さ」というのは世間で言われている優秀さとはずれている。

・そもそも世間では優秀さが求められていない。むしろ優秀であるということを否定される時代だ。優秀という言葉は実際に非常に保守的な言葉で、むしろダサいと感じられている。

・優秀さという言葉ではなくて自分自身の違った言葉で表現すべき。

言語化能力低いのでうまく言えないんだけど、「サバイバル能力」かな。引き続き思考し続けたいと思う。

偉そうに語ったので、自分のことを通じて昨日の記事を反芻しよう。反芻動物。アルパカと一緒。昨日書いたことを実体験を通じて、まとめる。なので今日はちょっと長い。

就活から語った方がイメージが湧くと思うので、書く。自分たちは就職氷河期の底を打った翌年が就職試験だった。就活は業界トップ3しか受けないという謎のポリシーのもと受けまくった。20〜30社ぐらいかな。起業したいとも思っていたが、そんな勇気はないという結論に至った就職活動だった。トヨタ自動車から書類で落ちたときのお祈りメールが来た時、携帯に非通知で電話かかってきて、「おっ、人事から通過の連絡か!」と思って電話をとったら『オレ、オレ、わかる?』とオレオレ詐欺電話だったことは今となってはいい思い出。

就活のテーマは「営業とエンタメ」だった。いつかは起業する時に活きる仕事、市況が悪くなっても食っていける仕事と思っていたので、営業力がつく企業を受けた。当時、三大ビジネススクールと言われていたのが、リクルート、野村證券、日本IBMだった。それぞれ業界トップ3を受けてうかったのが、日興証券というのが結論だ。親戚の叔父さんから内定後に言われた『なんでお前はそんな魑魅魍魎の世界に行くんだ?』

エンタメ分野は色々と思うことがあって、受けていた。某芸能事務所でバイトで働いていたこともあった(職種は営業だがw)。当時業界はテレビを中心としたピラミッドを作っていたので、テレビ、広告、映画会社、音楽会社、大手芸能事務所と受けたが全滅だった。一番進んだのがソニー・ミュージックだったと記憶している。事業部長の面談かなんかで「君がいきるのは電通だよね〜」と言われ落とされたのが思い出w 

ということで入社した日興証券。配属先は一番厳しい支店にしてください。と言ったところ神戸支店に配属された。社長表彰を何度も取っている支店だった。配属初日でドラクエのばくだん岩した上司から言われた言葉が忘れられない。

ばくだん岩に極太の眉毛が乗っているんだが、手入れしているんだろうなぁと思うぐらいビシッと極太だった。

ばくだん岩『お前なんでこの会社に入社したかったんだ?』

自分『はい。将来的にはエンタメの証券化ビジネスに可能性があると思って入社しました。』

ばくだん岩『はっ!? 馬鹿か。この会社は営業会社だよ。何言っているんだ』

ということではじまった社会人1年目だった。

最初からずーっとテレアポ営業だった。とにかくかけてかけてかくまくった。一日300−600ぐらいかけていたんじゃないかな。ある時、帝国データバンクの情報を取り出せることがわかった。会社が富裕層と定める申告所得4000万以上のデータだ。僕はこの出し方がわかった時に猛烈に興奮したのを覚えてる。

『ハズレくじの無い宝くじや!』

と。対象さえ間違っていなければ、あとはアプローチ方法を変えればいいと考え方が変わった瞬間だった。

この過程には無数の無駄な営業努力があったのが言うまでもないが、僕はとにかく対象の入り口にはこだわりたいと思うようになった。とにかく持っている人だけ当たろうと。富裕層のみ営業することに誓った。結果として支店で1番に富裕層の口座を開設している新人になった。

やったことはシンプルだ。自分が過去に口座開設に至った人の特徴を出してみた。

・時間にしたら数分(長くて5分)でアポが取れていた

・商品はとにかくわかりやすさが重要。当時だと、IPO、債券。投信はまず持って無理w

・ゲートキーパーの受付お姉さんと仲良くなった。社長の居る時間を必ず聞く。

・自分は一つのことに長時間集中できない特性があるので、テレアポと飛び込み営業を組み合わせて営業をかけていた。『社長!この後1時間オフィスいますよね?』と『いえす』と答えられやすい質問でよく飛び込みにいった。

とりあえず長くなったので、ここまで。

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