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「noteとTwitterでつくる新しい企業コミュニケーション」の学びを自社にどう活かせるか

2022年5月20日にオンラインイベント「noteとTwitterでつくる新しい企業コミュニケーション」に参加しました。

参加した理由

「プロフェッショナル広報の仕事術」という本によると、2010年代以降、重視するメディアはマスコミとソーシャルメディアであり、広報資源は全社員なのだそう。

今の私の広報業務の課題はメディアリレーションの強化であると共に、もっと社内にスポットを当てたコンテンツ作りが必要だとも感じています。

以前はエンジニアがブログを執筆していましたが、現在は私が「開発者インタビュー」という形でエンジニアにインタビューをし、その内容を書き起こし&編集して公開しています。
しかし社内が徐々に大きくなり、社員はエンジニアだけではなくなって来ている今、このやり方だけで本当に良いのか?という疑問はありました。

そんな中、セールスチームから「noteを活用して、色々な発信をしたい」という声が出ていたこと。さらに私自身が「もっと採用PRに関わって欲しい」と依頼されたこと。
こうしたきっかけがあり、BtoBのスタートアップ企業がどのようにnoteを活用できるか、そのヒントが欲しくて参加しました。

ゲストスピーカーの竹村さんが、当日のスライドを公開してくださっていたので、先にリンクを貼っておきます。

学んだこと

少し前に参加した広報IR EXPOのセミナーで紹介されていた内容になりますが「現代社会は、企業からの発信を信じてもらえない時代」なのだそう。SNSや口コミサイトの普及により、社会が企業の嘘を簡単に見破れるようになった、というのが背景にあります。
そのような時代に広報ができるのは、一方通行の発信ではなく、SNSを上手に活用して、社員などにも誇りに思ってもらえる発信を続けることです。
「企業」としての発信より、より「人」に近づいてくるイメージ。

…という前知識を持ちつつ、今回のオンラインイベントに参加しました。

noteについて

noteの世界観
①「企業」ではなく「人」
②「スーツ」より「パジャマ」
③「それっぽさ」より「ピュアさ」

SNSやブログなどのプラットフォームには、それぞれ異なる雰囲気や世界観があります。これまでの企業のオフィシャルな発信は、きっちりとしたイメージのものが一般的でした。しかしそれだとnoteの世界観にフィットしない。なぜなら、noteの世界観はもっとずっとカジュアルでピュアなものだから。
とはいえ「はてなブログほどパーソナルな感じでもない」のだそう。

読まれるコンテンツ

①ストーリー
これまでのストーリー
現在進行形のストーリー
未来に向けたストーリー
②ノウハウ
個人のノウハウ
チームのノウハウ
経営のノウハウ

個人のノウハウなら仕事術や思考法など。
チームのノウハウならリーダー論やコミュニケーション術など。
経営のノウハウならビジネスモデルなど。
要はビジネス書などのイメージでコンテンツを作れば良い。コンテンツを作ろうと思うと記事作成が難しいとしたら、メディアとして発信する意識でやってみたら、記事が作成しやすくなるかも。という感じでした。

実際にどう運用しようか?

企業が一方通行ではない発信が必要な現代で、noteはSNSに近いプラットフォームだと感じていますし、Twitterのような文字数制限もないから丁寧なコンテンツ発信が可能です。Twitterとの連携もしやすく、ゆるいコミュニティを作れる点で理想的だと思っています。
ブログだと、少し孤立した発信プラットフォームに陥りがちな気がするので…。

noteの活用は、SmartHRさんがnoteで行っている社内広報誌のイメージでやりたいと考え中です。

企業としての公式アカウントがありつつ、従業員が各自のアカウントで作成した記事もマガジン機能でまとめられています。従業員の顔が見えるので、社内の様子がすごく伝わって来てとても良いと感じています。

実際、こうする時にどこからどこまでを企業アカウントで発信するかという切り分けや、社員に何を書いてもらえば良いか、どう依頼したらよいか悩んでいました。

今回のイベントを参加して少し頭が整理された気がします。企業アカウントで発信するのはこのような形にしたらどうかな、と。

  • 企業としてのストーリー

    • CEOの思い

    • 開発者などインタビュー

    • お知らせ

  • 個人アカウントを持たない社員のコンテンツ

    • 振り返り

    • ノウハウ

    • 課外活動

これとは別に、個人アカウントがある人の記事はSmartHRさんみたいに、マガジン機能でまとめていくイメージです。

他の会社さんはどんな風に運用されているのか気になります。広報の正解は一つではないから、これからも自社にフィットしたやり方を見つけていきたいです。


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