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長男の宿題

冬休みに突入!
子供達と朝から晩まで、あーでもないこーでもないと過ごす。

そんな中、作文の苦手な長男ともっぱら文を書く練習をしている。
理系科目の得意な彼は、要点のみ人に伝われば良い…と思っているのか、会話中にも「2番の方で」という返事が出てきたりする。
は?と言いたくなる。。。
何が2番かというと、2つの内容を対比して話していると勝手に整理してそういう言い方をするのである。3つあれば、3番で、とか平気で言うのだ。

わかるように丁寧に説明している母としたら、カチーーーんとくる。
番号で話すんじゃねぇ!怒。と思うのだ。

まぁ、こんな調子だから相手にわかりやすく文章など書けるはずもない。初めの頃は、彼の言いたいことの羅列のみ。どれが感想で、何をしてそうなったかなど、神のみぞ知るような内容。匙をなるべく遠くに「ぶん投げたい」が、できるはずもなく文章を彼の得意な算数のように分解して説明してみることにした。

それを気が遠くなる思いをしながら、連日繰り返した結果、国語力が何となく上がってきたことが実感できたのだ。
実際どんなかというと、

「まぁ、ね。」=共感

と話を理解した返事をし出したのだ。

国語が苦手な小学生がこんなこと言い出したら、絶対チャンスなのだ!

そして
「なぜこんなに繰り返すのか?」
という息子からの質問に、母はこう答えたことを忘れないために記しておきたい。
「この先、人の話をよく聞いて理解した上で自分の意見を述べることは、中学でも高校でも大学でも、その先はもっと必要になってくる。今は出来なくて相手が不快な思いをしても、うまく伝わらなくても、きっと相手は許してくれる。それは子供の特権。だからあなたは大人になるまでに、どんなにつまずいても、きちんと相手の言いたいことを理解して、そして自分の考えを言えるようになる必要があるのだ。」と。

ちょっと熱い?!とか思ったのだけど、長男は真剣に聞いていて
「お母さん、時間を割いて僕の勉強に付き合ってくれてありがとう。」と答えたのです。

きっと大丈夫、頑張れる!と胸が熱くなるのを涼しい顔でやり過ごしたのでした。

こういうの親バカって言うんだろうけど、私の忘れられない宝物になるに違いないから、すぐに記録しなくてはとnoteを開くのでした。

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