午後のひととき
仕事も終え、鉛のような体に鞭打ちながら家路へと向かう私
辿り着く家の玄関をまじまじと眺め、今日の勤務が終えたコトを改めて感じ、安堵の溜め息をひとつ…玄関に向かって吐く
冷たくも温かい冬の日差しに乗せた風が私の頬をそっと撫でる
このまま家路に着くのも悪くはないが、あまりの快晴に、宛もなくぶらりと車を走らせるのも悪くないな…なんて衝動にも駆られながら空を仰ぐ… まずは疲れた体を癒やそう
また玄関と向き合い扉を開け中へと進む
「ただいまぁ…」
誰もいない部屋に、返ってくる返事はない
またひとつ溜め息…
カーテンからこぼれる日差しが、暖かく私を迎え入れてくれているよう
上着をソファーに投げ掛け、おもむろに冷蔵庫へと足を運ぶ
中身を物色しながらも、いつも通り一本の缶コーヒーを取り出しテーブルへ
ドカッと椅子に座り、確認するかのようにコーヒーのラベルを見る
おもむろに蓋を開けると、私の周りに芳醇な珈琲の香りが漂う
なんとも言えず、この瞬間に癒される
好きな時間だ…
TULLY's coffeeを口に含み、また幸せな時間を実感すると共に、
最近まで気付かなかった「ある事」を深く思い出し…恥ずかしさと懐かしさが込み上げる…
チュリーズ コーヒーって言ってた(恥涙)
しかも…
去年まで(T_T)
まだ誰にも告げていないこの秘め事は…
今日もコーヒーと共に飲み下してみよう…
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