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アート教室の工作キットを売りはじめてみる

こんにちは。絵を描いたり教室をしたりしています、アッコモンです。     
今回のコロナで教室は休業。きっと今までのスタイルで再開するのは難しいと思っています。その中で出来ることはなんだろうと考えて、工作キットを作って販売することにしました。

アトリエ凸凹のこと

北海道旭川にあるこどもたちのためのアート教室アトリエ凸凹は、私が主宰する小さな教室です。今年10周年を迎えました。

年齢は3歳から高校生まで幅広く、毎回いくつかのテーマは用意していますが、やらなくてもいいし、自分の好きなことを「つくる」ことで思いっきりしてもらう自由な教室になっています。

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テーマはできるだけこどもたちが楽しそうに思えるようなもの。今まで人気だったものはビニールテープやプチプチを使って作る「ビニテ人形」や紙袋を使って作るフクロウの「紙ぶくろう」パソコンや家電を心置きなく解体したり、絵で文字を描いたり、みんなでコンビニや回転寿司を作ったりもしました。

写真は大量の赤い羽根をいただいて(笑 みんなで怪しい変身をしたところです。

子供たちのアイデアで、予想外の面白いことだらけ。工作でおままごとを作りながら遊ぶ子もいれば、1人で漫画だけ書いている子、怖い絵を描く子も。凸凹でいる時間はとっても自由でした。

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凸凹展のこと

毎年一回は凸凹展という展覧会を商業施設の中で開催していました。保護者や親戚、先生方や教室のファンの大人の方々も見にきてくださる方もいて、この時に向けて誰かに見てもらうことを意識して作る子もいました。

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宇宙の絵のコーナーには、天体望遠鏡の工作も(笑 覗きたくなるー!   

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10回目の今年は2月の中旬。その頃にはすでに北海道でコロナウィルスが広がってきており、凸凹展もあと数日遅ければ中止のところでした。この凸凹展のことについては、来られなかった方も多いので近々リポートを作りたいと思います。

教室の休止

凸凹展が終わって1週間ほど経って、北海道の小中学校は休校、そして緊急事態宣言が出されました。
小さい教室ですが、15人を超えるぎゅうぎゅうの時もあり、密すぎる空間になってしまうこと、沢山の画材や材料を全て消毒しなければいけないこと、大切な子供たちを感染から守って預かることは難しいと思いました。  

そして3月からアトリエ凸凹は休止となりました

まだまだ教室は再開することは難しいです。
この状況から今出来ることは限られていますが、たくさんの子供たちと一緒にやったこと、うれしかったこと、面白かったことを思い出しながら何か動き出したいと思っていました。

工作キット試作

集まって一緒にやることはできない。みんなおうちにいる。ネットで何か販売することを考えて、以前からアイディアはあったものの、なかなか動き出していなかった工作キットを作ってみることにしました。

作業場にはお土産ステッカー用に揃えたマシーンが、観光打撃によってずっと動かせないままありました。時間はいっぱいあったので、苦手だったイラレもなんとか好きな線や形を表現できるまで習得できました。

最初はダンボールの工作キットを作ろうとしていたのですが、きれいな色が塗りにくいことや耐久性が弱いことなどが心配なところでした。

そこで、私が制作で使っているスチレンボードを切ってみました。最初は丸の形。手でカットすると難しいけれど、マシーンでカットするときれいで丈夫な丸の形が出来ました。

作業していると6歳の娘は重ねてペタペタ貼り合わせて遊び始めました。あ、私の立体の作品みたい。おー!!!!!これだー!!!

で、試作をなんどもしてやっとカタチになったのがスチレンボードで半立体の作品を作れる工作キットです。

アトリエ凸凹の工作キット

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今回最初に販売開始したセットはこちらです。                アトリエ凸凹の工作キット ーぽこぽこ半立体のリースー
大きなフワフワしたまるのようなかたちのパーツの上に、
40個くらいの様々なかたちのパーツを貼り付けて作ります。
厚みのあるパーツを重ねて貼り付けることで、半立体の作品になります。

入っているものは簡単な説明書とこの2袋。

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大きなフワフワな形の中は全て切り抜いてあるので小さな子でも簡単にスポスポ抜けます。そしてこれが結構楽しい(笑

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大きい丸の袋はみんな一緒ですが、小袋に入っているパーツは沢山のパーツから15個ほど選んで世界に1つだけの組み合わせにしました。その方が少し特別な作品になる気がするからです。

(このパーツはマシーンでカットしていますが綺麗にカットできるように少し切り込みを多めにしています。アップの写真だとちょっとカットしすぎているのがわかるかもしれません。色を塗るとちょっと目立たなくなります。)

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薄い発泡スチロールに真っ白な紙を裏表に貼り付けている素材なので、色も発色良く塗ることができます。見本の作品は全てポスカで塗りました。

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出来上がったら壁に貼ったり、リボンなどを通してぶら下げたり、奥行きのある額縁に飾ったら素晴らしい手作りのインテリアになります。

この工作に必要なもの
●色を付けるペンや絵の具 ●パーツを貼り付けるボンドか、グルーガン

色鉛筆やクーピーはちょっと薄くなっちゃう感じでした。絵の具はこんな感じ。

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おうち時間が長い中、TVやタブレットの液晶のお世話になることも多いかと思います。たまには手を動かして自分の頭でイメージして工作に夢中になる、というのも面白いと思います。

工作キットという形で沢山の子どもたちの楽しい時間になりますように。

 通販は現在minneです。 

まだまだいろんなキットの種類や、男の子用も試作中です。私自身がとっても作っていて楽しいので、色々やってみようと思います。

ありがとうございました。



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