見出し画像

アカウンティング基礎2

アカウンティング基礎の知識を昨日に引き続きまとめました。

1.企業の収益性や安全性を判断する手法
企業の開示された財務情報はありがたい情報であることを知る。
財務データを徹底的に読み解く。
定量分析を通じて会社の強みと弱みを知る。
財務データは株主通信と有価証券報告書を入手する。
5-6年分はEDINETから、それ以前は全国官報販売共同から入手できる。
情報は企業、事業、設備、会社、経理、監査報告書の6点記載されている。
事業リスクの記載は2004年に制度化された。
創業社長の突然の不幸なども事業リスクとして記載されている。
財務データを徹底的に読み解くとは、定量分析を通じて会社の強みと弱みを知ること。
読み解くための定石は、総資産から比較して、自己資本などの規模の比較からする。
その後、収益性や効率性を比較して、成長性を分析する。
売上高成長率以外にも複年成長率の計算が定石である。
その後、総合力を比較する。
設備を持つ会社はROA、株主からみた収益性はROEを比較する。
ROEをKPIにしている会社が多く、
社債、リキャップ債を発行して自社株買いをすることでROEを高くする会社もある。

2.納得性のある事業予測を立案するには
アカウンティングの3つの時制、過去形、仮定過去完了形、未来形の中の未来形のアカウンティングを学ぶ。
予測財務諸表は起業家(事業計画書)、経営者(管理会計)、投資家(ファイナンスから)の順に厳しい予測をする。
予測は下記4ステップで行う。
① 売上高を予測する。
② P/Lの各科目を売上高の従属変数とみなすかを予測する。
③ B/Sの各科目を売上高の従属変数とみなすかを予測する。
④ B/Sの貸借合計の一致を現金預金または短期借入金を調整として用いる。
①売上高は次の4つの要因を総合的に勘案して予測する。
長期趨勢、周期変動、転調シナリオ、経営陣の意志の力。
長期趨勢には算術平均か幾何平均を使用する。
②P/Lの各科目の従属変数を確認
売上高の従属変数でありうるものは、
売上原価、人件費、設備費、その他販管費、為替差益。
法人税等は法人税、住民税、事業税からなり、税引き前当期純利益から計算する。
支払い利息は短期借入金から計算する。
当期支払利息 ÷(当期有利子負債 + 前期有利子負債) ×2
③B/Sの各科目の従属変数を確認
売上高の従属変数でありうるものは、
売掛金・テナント未収入金、棚卸資産、有形固定資産、無形固定資産、投資その他の資産、買掛金、その他固定負債。
利益剰余金は当期純利益を加算する。
短期借入金等はゴールシークにより別途計算する。
④B/Sの貸借合計の一致を現金預金または短期借入金を調整として用いる。
最終確認するルールが3つある。
1.B/Sの借方と貸方を合わせる。
2.P/Lの当期純利益はB/Sの利益剰余金に加算する。
3.C/Fのキャッシュの期末を現金及び預金に加算する。

以上です。