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子供ができてから、会話で注意していること

子供ができる前とできた後では頭の中を占める事柄がガラッと変わります。

子供ができる前は仕事、お金、旅行、食べ物、流行など子供以外のことが頭を占めていますが、
子供ができた後は頭の6割以上を子供が占めることになります。

普段考えていることも、興味を持って調べることも、休日に行く場所も、半分以上子供のことです。なんならゲームや旅行など他のことを考えているときにも、それは子育てと相性のいいことなのかを考えるようになります。

なので、たまに家族親戚以外の人と飲み会や食事の場になったときについつい子供の話をしてしまいがちです。
が、これは場を選び、気を付けてやらないといけないなと最近思うようになりました。

何故なら他の人(子供が居る人も含め)にとって、私の子供がどうであるかは、死ぬほど、死ぬほどどうでもいいことだからです。

育休を終えて職場に復帰したとき、子供はかわいいですか、など質問をくれる同僚は約半数でした。そこから更に踏み込んで、寝れてますか、育てやすい子ですか、など聞いてくれた人は1割程度でした。それ以外の人は、育休明け一発目の会議の一言目は「お願いしたい作業なんですが、◯◯◯で〜」と始まります。その後子供のことを聞かれることもほとんどありません。

当たり前です。が、育休ボケして頭が子育てのことしかなかった頃だったので、少し驚いた感覚になりました。
繰り返しになりますが、今考えてみるとこれは当たり前のことです。

育休をとっていた私以外の人は毎日朝から夜まで仕事をこなしているのです。ストレスやプレッシャーもあるし、なんなら私がやっていた仕事を育休中に肩代わりしてくれていた人も居ます。

その生活をしている人たちにとって、私が子供に綿棒浣腸をしてウンチを出していること、うつぶせにして頭を持ち上げる練習をさせていること、ベビーカーでガタガタ道を歩いているときのほうがよく寝ること、首周りのあせもが気になること、夏場ベビーカーに乗せるひんやりするシートを買った方がいいのか迷っていることなど、心の底からどうでもいいのです。それよりも職場の近くのレストランのランチが今日は50円引きだよ、という情報の方が同僚からするとまだ何倍も大事でしょう。

思い出してみると私もこれまで育休明けの人に対して同じような対応(=育休明けの人に子供の話は特に聞かない)をしてきました。その方が礼儀正しいと思っていました(職場で子供の話をしたくない人ももちろん居ると思います)。

更に思い出してみると、子供ができた友人と飲んだとき友人が子供の話を一切出さないこともありました。今になって、あの友人たちは子供が居ない人たちと話題を合わせるためにあえて子供の話をしなかったのだと気付きました。もちろん、普段子供のことばかり考えているから飲み会のときくらい子どもの話をしたくなかった、という友人も居るとは思いますが。

子供が居ない人からしても、飲み会で「哺乳びんを消毒する方法はどれがおすすめか」という話題になったところで楽しく参加できるはずがありません。

そのため最近は、食事の場で自分から子供の話を切り出すことはなるべく避けるようにしました。場が育児の話題を求めているなと感じたときだけ話し始める。
これは育児の話題に限らず当たり前のスキルかもしれません。
私は去年スプラトゥーン3というゲームを700時間プレイしましたが、食事の場で急にスプラトゥーンのをし始めても楽しいと感じる参加者はごく少ないでしょうし、しません。それがやりたいのであれば、そういうツイッターアカウントを作ってその界隈で話せばいい。

場に応じて、相手に応じて、どんな話題にでも対応できるよう普段から色んな情報を仕入れておくことが、食事の場を楽しむ、楽しませる上で大事にしたいことだと考えるようになりました。

育児もソフトウェアエンジニアの仕事も頑張ります!