「タイムカプセル」(歌詩)

小さな桜の木の下に
埋めたね 十年越しの想い
このまま大人になれるなら
僕らはなにも変わらないのに

時の流れは思ったより残酷で
「将来の夢」、なかったことにして
生きてきたかも

これからこの街が
どんなに変わっても
僕らは出会えるさ
あのタイムカプセルが
埋まった場所で

馬鹿だね今でも憶えてる
はじめて好きになった人と
並んで歩いた並木道
この頬を紅く染めた夕暮れ

どんな台詞もいらなかった青春の
青写真にはまた色を付け足して
「これでいいんだ」と

たとえば他の誰かが
中身を空けてしまっても
一番の思い出は
あの日言葉にできなかったこと

ああ テトラポット登って
「またいつか会おう」って……

ああ テトラポット登って
「またいつか会おう」って……

約束したね