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「また泣けてきた」(歌詩)

月明かり ユラリ
小さなベッドの片隅に
追いかけて 追いかけて
憧れた夢みたいに

この街は ガラリ
あなたがいた頃とは変わり
フッと風が吹いたとき
切なさが溢れ出す

忘れていた言葉が今、蘇る
あなた思い出したら
また泣けてきた
月夜の帰り道はひとりきりでも
寂しくなんかないさ、と
またうそばかり

忙しい日々に埋もれて
失くしたものばかり
数えては やるせない
人生を恨むよりも

からっぽの胸に芽生えた
ココロ枯れないように
僕たちはまたいつか
出逢えると信じてる

疲れ果てた躰を横たえたとき
この部屋は小さなプラネタリウム
だけど一番星の輝きさえも
確かめられないまま眠ってしまう

古びた公園のブランコ
移り行く街の姿を
雲隠れ月は見てた

疲れ果てた躰を横たえたとき
この部屋は小さなプラネタリウム

忘れていた言葉が今、蘇る
あなた思い出したら
また泣けてきた
月夜の帰り道はひとりきりでも
寂しくなんかないさ、と
また強がってみせた

新しい朝のために
灯りを消そうか

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