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歌詩です。

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自作のメロディーに乗せて作った詩をあつめました。
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2021年12月の記事一覧

「夜汽車に乗って君は行く」(歌詩)

借りたまんまの漫画本 果たせなかった約束 季節外れの海で 将来を語り合った あの日のこと 忘…

「卒業」(歌詩)

青春っていう言葉が ちょっと嫌いだった 空白の心が罪なようで 退屈が恥のようで 言葉を定義…

「きみはふるさと」(歌詩)

窓辺に陽射しが優しすぎる日は 潮風に乗せてきみと歌いたい 山が笑ったよ 鳥が巣立ったよ 生…

「日常ルポルタージュ」(歌詩)

いつまでも甘い夢を見ていたら 職場(かいしゃ)に遅れちゃう 顔を洗わなきゃ 朝の訪れにため息…

「電気海月」(歌詩)

涙こらえて目抜き通りを カラスが歌えば 星が降る 林檎を齧る無邪気な笑みを 忘れないうちにサ…

「未来への招待状(Invitation)」(歌詩)

新しい朝に出逢うまで 風が吹くときを待ちながら 時計の針を止めてみよう あの雲の向こうへ …

「さよならモニカ」(歌詩)

どうしたの? きみの目が濡れているのは何故? 鈍感なフリするのも 楽じゃないんだよ 見つめ合い 幸せに酔いしれた日々 永遠なんて どこにもないって気づいてた さよならモニカ また逢う日まで どうか泣かないで きみが知らない 誰かと恋に落ちたって さよならモニカ いついつまでも 幸せでいてくれ 僕は僕なりの 夢を追いかけるよ 悲しみの道化者 僕のことなのかい 無邪気に笑う きみと 写し鏡のよう あたらしい朝焼けを 二人で待ちわびた あの頃に戻れるなら もう一度口づけを

「都会(まち)のアナタ」(歌詩)

ドラマみたいだね アナタが呟いた 悲劇と喜劇が交わるネオン街 うらぶれて黄昏て 思い出捨てた…

「みのりみのる」(歌詞)

太陽の下を歩いた 海へと続く道 潮騒と山の声 織りなすメロディ 私を支えてきたのは 巡り逢う…

「恋の芽吹き」(歌詩)

きみは公園のベンチで 訳ありげな顔して 流れる季節の行方見ていた 白い雲の切れ間から 恋人…

「迷子になった春」(歌詩)

誰かにとっての不幸が 生活を支える 僕は世界の行き止まりで 立ち尽くすだけの今日 狂おしい…

「冬の散歩道」(歌詩)

冬の散歩道 君を想うたび 胸に灯る恋 淡い月明かり あの日去り際に 吐いた白い息 雪になるま…

「稔りの唄」(歌詩)

この町の優しさに抱かれ 私は大人になりました 自然の猛威も安らぎも 色とりどりを愛で 終わ…

「ネオンライト」(歌詩)

夏の気配が去ったあとで 君の温もり探しはじめる 情けないネ。 ビルの間のお月様も 笑って見てる 背中丸め、都会を這いずり回って 御伽噺じみた夢見て 流行り歌も知らず 時間(とき)は君との日々で止まって 嗚呼…… 馬鹿みたい! 青い月がぽっかり浮かぶ 摩天楼を見下ろすように 千鳥足で彷徨う街は いつも煩い蛍光色 ネオンライトを濡れた舗道が照り返して 淡い幻想に誘われて 速い車走って、目の前の景色めくるめく 嗚呼…… 夢みたい! 背中丸め、また今日も這いつくばって 御伽噺