結婚を認められなかったフリーランスが認められるためにやったこと

結婚を認められなかったフリーランスが認められるためにやったこと

前回の投稿で、義両親への結婚の挨拶に行き、

「まだ若いのだから今すぐに結婚のことは決めなくていいと思う」
「もっと仕事が落ち着いたり、安定的な仕事になるまで焦らずに今のままでもいいのでは?」

こんな感じでもう少し時間を置いて考えた方がいいと義両親から言われ、やんわりと結婚について反対されてしまったというお話しをしました。


正直言って、そうやって言われた時は凹みましたね。
何だか今までの生き方も否定された気にもなりましたw(実際はそんなことはないんですけどね)

ただ、このことって割と真剣に考える必要あるんじゃないかなって思ったんですよね。どうすれば結婚を認めてもらえるかとかも大事なのですが、それ以前に自分にとっては今後の人生を見直す転機だと思った訳です。

結婚を反対されたのだって、フリーランスという正社員と比較したら不安定な仕事で今は大丈夫でも10年、20年先を考えた時にどうなっているのか分からないからなのではないかと。

そもそも私は何となく、フリーランスって生き方に憧れ、カッコイイと思って飛び込んだ人間です。退職する時は楽観的に「なんとかなるだろう!」という感じで辞めてるんです。

今まではありがたいことに(なんとか)生活できているんですが、もし仮に急に病気になったり、働けなくなってしまったらフリーランスなら就業不能保険にでも入っていない限り、収入0円です。老後だって国民年金の分しか給付がありません。

直近1、2年の保障はあっても、将来の保障は何もない訳です。

目の前の仕事にただただ全力で取り組めば良いのか?

まずは自分の仕事観とかを見直そうと思ったんですよね。
その時は何を考えれば良いのかわからなかったので良く仕事をもらっている「破天荒お兄さん」(私が内緒で勝手に呼んでます)に相談しました。

少し話が飛びますが、この「破天荒お兄さん」は良くわからない経歴を持ってるんですよね。

高校卒業→上京して漫画家→大工の職人→ECサイト上場企業の幹部→独立→10年間お客さんが途絶えない企業に成長

こんな普通の方とは違う異色な経歴を持つ、「破天荒お兄さん」なので
普段から良くお仕事の相談とかをさせてもらってたんです。

そのお兄さんに今回の結婚に反対された件を話すと、

破天荒「今は何を目指して仕事をしているの?」

私  「今は特にないのですけど、いずれ見つけるとして、
    今はガムシャラに仕事することだけに集中しています!」

破天荒「あーそれも大事だけどもっと他にも大事なことがあるよ」

なんて会話のやりとりがあった訳です。

<フリーランスである自分の仕事観>
仕事をこなす
 ↓
信頼を得て、継続的に仕事をいただける
 ↓
信用と信頼を重ねることでビジネスチャンスが舞い降りてくる
 ↓
そこで結果を残す
 ↓
ビジネスチャンスが舞い降りてくる
 ↓(繰り返し) 
 ・
 ・
 ・

自分の場合、フリーランスを始めて1年目の時は割と死んだように生きてたのでほとんど仕事してなかったのですが、フリーランス2年目からは割とバリバリと働き、知り合いとかから継続的に仕事をいただいていたので、仕事量も結構ありましたし、それらをクリアしていくことが楽しくて、毎日が充実してました。

充実しているし、満足感もあるし、それなりにお金も入ってくるし、今ある仕事を全力でこなし続けていればどんどん生活が豊かになるんだろうって何となく思ってました。


ただ、破天荒お兄さん曰く、これってフリーランスには当てはまらないと言います。

フリーランスには出世という概念はないですし、
「仕事をしていれば仕事が増える」「何か自然とチャンスが降りてくる」
っていうのは完全に運(ギャンブル)であると。

もし仮に、
頑張っても仕事が増えなかったら……もしも30年経ってもチャンスが来なかったら……

ただ闇雲に頑張るのってすごく大事なことですが、
フリーランスであれば、なるべく運の要素、ギャンブルな要素を排除して立ち回って行かないといけないと話してもらったんですよね。


私は「確かに」と納得した訳です。

どんなライフスタイルを送りたいのか
4つのライフスタイルパターンから具体的にイメージする


これは、具体的であればあるほどいいと破天荒お兄さんは続けます。

人それぞれ、色々な価値観があり、何が理想的なライフスタイルかは人によって違うみたいで、人が望むライフスタイルはだいたい4つになると話してくれました。


<人が望む4つのライフスタイル>
1…仕事が趣味、趣味が仕事のバリバリビジネスマン
暇だから仕事をするという思考、自分でお金を稼ぐことが楽しくて仕方ないという人にあてはまる

2…仕事はほどほどにしたいが、縛られない自由を得たい
フリーランスとかはここに当てはまる

3…チーム一丸になって、みんなで何かを成し遂げたい
会社員などチームで仕事をするのが好きな人に当てはまる

4…そもそも仕事しなくても平気、仕事をゼロにしたい
すでに家賃収入や働かなくてもいいだけの収入があり、満足している人に当てはまります

4つの中でまずは自分はどんなライフスタイルがいいのかちゃんと把握し、4つの中で優先順位を作りなさいとのことで、さらには上位優先順位2つを元にして、どんなライフスタイルを描きたいか考えなさいとのことです。


「1の人が4のライフスタイルを過ごそうと思っても、ただ辛いだけ」
「もちろんその逆も。」

自分がどういうライフスタイルを送りたいのか、それを仕事のあり方と一致させ、望むライフスタイルに寄せていく必要があるとのことです。

私の場合は思い返してみると、仕事はしたいけど、割と自由に重きを置いていたんですよね。だからフリーランスに憧れを持っている訳で……


私の場合は「2→4→3→1」
というライフスタイルの優先順位となりました。
上位2つのライフスタイルを元に私が望むライフスタイルを考えると、

自由に仕事をすると共に、少しずつ労働を減らせるように
資産運用していく。
仕事を全くしないのは嫌なので、仕事を週3日とかに減らしても生活していけるだけの基盤を構築していく

というようなことが望むべくライフスタイルという訳です。

あとはこのライフスタイルに寄せるように周りの環境であったり、
実現するために身につけるべきスキルを習得していきます。進むべき、方向性がはっきりしてきますね。


ちなみに再度、義両親へ挨拶しに行った時、こういったライフスタイルを実現しようとしている、さらには自由な社風の会社(破天荒お兄さんの会社ですね)に正社員として再就職し納得してもらうことができた訳です。

自分が叶えたいライフスタイルがはっきりしたことで、

「別にフリーランスにこだわる必要なんてないし、なんなら仕事を減らしても収入を上げるためには圧倒的にスキルが必要だから、スキルがある人の元で育ててもらいながら働いた方がいい」という結論になった訳です。(フリーランスよりも正社員の方が教育を受けやすい立場なのはいうまでもありません)

こういった選択ができるようになったのも、
自分が望むライフスタイルが明確になったからだと思っています。

もしも少しでも続きが気になったのであれば、
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Writer えんあき

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