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2022年夏のはじまり

こんにちは。7月に入り早くも梅雨が明け真夏のような暑さが続いていましたが、今日の奈良は雨が降ったり止んだりで珍しく扇風機を回さず過ごせています。
昨日エアコンのフィルター掃除をし、今日からエアコンつけようかと準備していたのですが今年のエアコン初めは先延ばしになりました。

6月頭に京都展を終え、何かとバタバタしていてようやくひと段落。
身体の調子も疲れやすかったりでスッキリしないのも早すぎる夏気候、
湿気、疲労などなど重なっていたのだと思います。
普段の食生活に戻ると内臓から整い始めて調子が上がってきました。

最近では野菜を余すことなく使う調理法でゴミを出すストレスも軽減でき
近所の方からいただく畑の野菜で季節を感じる贅沢な生活が送れています。

野菜をいただいた近所の70代のご夫婦に出会って、奈良という土地に運んでいただいたご縁をますます感謝しています。というのはなんと、ご主人は元遺跡発掘員をされていたとのこと。奈良文化財研究所の研究員の方との繋がりがあり
畑で昔ながらのやり方で土器を焼くという実験をするという話を聞き、見学させてもらえることになりました。
土の上に藁を引き、薪に火をつけ直火焼きが古代の方法とのこと。土器の乾燥具合や土に何を混ぜるかなど、割れずに焼けるようにするには、、みたいな会話をしながら炎を囲む。研究員の方とのお話はとても楽しく、いろんな情報を教えていただきました。
ちなみに畑のご夫婦の奥様は高校の先輩であったことも驚きの偶然!

私は昔から歴史や地理が好きで、学校に展示されていたレプリカの縄文式土器や弥生式土器をながめたり、地球儀や地図をながめることが好きだった小学生時代。
好きな歴史上の人物の肖像画を描く課題では伊能忠敬を選び、キテレツ大百科というアニメで教科書に載っているような大事件よりも、江戸時代の一般の人の暮らしに興味を持ち、中学生では世界史ととにかく幅広く歴史に興味を持っていき、
高校生にもなると歴史好きの友達数人で京都の神社仏閣、史跡巡りへ出かけるようになりましたが、古文は大の苦手。いくつかの興味があることの中で歴史の勉強
をしたい、考古学を学べる学校への進学は諦めました。

あとは食と美術。給食のおばさんへの憧れと絵が上手くなりたい。後者を選び
美術の道を進むも仏像巡りを趣味とする画学生となりました。

思えば初めて一人で海外旅行へ行ったのも興味のある美術と近代史を訪ねる旅だったし、大人になっても時代ものの物語や歴史関係の本を読むことが好きだし
土着的なものに心惹かれるのは今も変わらず。なんとなく京都ではなく奈良に今いるのも納得できる感じはします。すごい運命。

今マルスの活動として制作しているのも、いろんな国の昔から大事にされている手仕事をモチーフにしているし、小学校のころから1本の線で全て繋がっているのかと思うと感慨深いです。(幼稚園の頃は砂場で山を作ったり、泥団子作りに精を出していたのは関係あるのかないのか。。)

これからもその線は死ぬまで続くのかと思うと、給食のおばさんのようなことも
どこかに登場するのか?!楽しみでなりません!

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