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お弁当、どうする!?

こんにちは。

今日は”これだけは止めてほしいお弁当”についてです。


お子さんのお弁当問題に悩む声は、保育士になったころから変わりません。

おかずは何を入れればいい?

どのくらいの量?

おにぎりがいいの?ふりかけは?

などなど……


結論を先にお伝えします。

『子どもが食べやすければOKです!!』


お弁当を作るシチュエーションにもよりますが、基本の考え方はこれでいいと思います。

量も、内容も、凝らなくて大丈夫。

子どもが食べ慣れているおかずを、食べられる量だけ入れてあげてください。

もちろん、お弁当は”いつもと違うもの”で、子どもにとって楽しみなものでもあります。

「ミートボールいれて!」

「デザートは いちごね!」

なんて、リクエストもあるでしょう。

それを取り入れるのももちろんOK!


ただ、栄養バランスをしっかり考えなくちゃ!、Instagramですごいキャラ弁を見たから……うちもそうしなきゃ!なんて、思わなくていいんです。

お弁当作りを大変なことにしてしまうと、辛くなってしまいます。

お弁当の日が憂鬱で、子どもは楽しそうだけど大人は喜べない。むしろイライラしちゃう、なんてことになったら、せっかくのお弁当がもったいない。


ということで、今日の本題が”これだけは止めてほしいお弁当”となりました。

園によって、先生によっていろいろあるとは思いますが、このあたりを避けてもらえれば、とりあえず子どもが大変な思いはしないはず。


1 とっても量が多い

リクエストを聞いたり、バランスを考えたりしたんだろうな、というのが一目で分かる、ぎっしり詰まったお弁当。

見た目はすごくおいしそうですし、お弁当箱を開けた子どもは嬉しそうににっこにこ!

周りからも「いいな~!」なんて言われて、さらに得意顔です。


そう、スタートはいいんです。


量が多い分、食べ終わるまでに時間がかかります。

これが結構大変。

遠足だと特に、帰る時間が決まっているので、園での給食より食べる時間が短いことがあるんです。せっかくデザートまで入れてもらったのに、そこにいくまでに帰る時間!なんてことになりかねません。


園で食べる場合でも、周りがどんどん食べ終わっていくと、焦ったり、寂しくなったり……


食べ終わるまで楽しいお弁当になるよう、食べられる量にしてあげてください!


2 食べにくい

これもまた、リクエストを聞いた結果かな~と思うお弁当。

スパゲティや焼きそばといった麺類。

ロールパンで作ったサンドイッチ。

子どもの年齢によっては問題なく食べられる内容なんですが、まだ箸をうまく使えない、力の加減が難しい年齢の子は、食べるのが大変なんです。

うまくすくえなくて、麺が1本しか口に入らないとか。

大きな口でかぶりついたら、反対側から具がぽろぽろ落ちるとか。


食べ終わるまでに時間がかかったり、実際口に入る量が少なくなったりと、悲しい結果になりがちです。

子どもの食べやすい内容にしてあげてください。


3 おかずが1種類

飽きます。

どんなに大好きなものでも、お弁当箱いっぱい同じおかずは途中で飽きる確率大です。


”ごほうびお弁当”的な位置づけで、「今日だけは唐揚げだけのお弁当にしてあげるね!」という場合はOKだと思います。

でも、回数が増えると飽きてきます。


好きではなくなる、とは違うんです。

好きは好きです。

お弁当を開けた瞬間は、「やったー!きょうも からあげ いっぱい!」と喜ぶでしょう。

でも、ずっと食べ続けていると、食が進まなくなるんです。

ご飯は別にあるから大丈夫でしょ、とは思わず、おかず1種類は止めてあげてください。


4 果物だけ

お弁当は食事なので、果物だけでは役目を果たせません。

これもまた、”ごほうびお弁当”で時々、たまに、ならアリかもしれません。

でも、基本的にはナシだと思ってください。


お弁当は食事です。


今回あげた4点を避ければ、子どもは困らないと思います。

手作りにこだわるとか、いろどりにこだわるといった点は、作る方が大変じゃない範囲で大丈夫。

冷凍食品が多くたっていいんです。

最近の冷凍食品、レパートリーも多いし、むしろ野菜も肉も入れたい!と思ったら、活用する方が楽なんじゃないでしょうか。

子どもウケする加工食品もいろいろありますし、うまく取り入れていただきたいなと思います。


量など気になるようでしたら、子どもに聞きつつ、先生に確認してみてください。

保育園くらいの子どもは、記憶が長くもちません。

楽しいことはよく覚えていますが、そうでないことはすぐ消えていきます。

食べ終わるのに時間がかかっているなら、減らしてあげる。

すぐ食べ終わるなら、おかずを増やす、おにぎりを大きくするなど。

成長すると食べる量も変わりますから、園での様子や家での食事量を目安に増減してあげてください。

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