操作の歴史から新しい操作を考える
小学生のとき、Wiiで振ったり指したりする斬新な操作をやったときのワクワク感は今でも忘れられません。
ああいう斬新な操作はテレビゲームという枠から出ていろんなモノの操作を取り入れることで生まれるんだと思います。
そこで今回は、様々な分野で生まれたUIの中でスマホでは試されていない操作を試してみたら、何かおもしろいものができるのではないかと思い、
ざっくりと新しい操作のアイデアを出してみました。(一部プロトタイプ化しています)
各分野でどんな操作が生まれてきたか?
まず、PC・スマホ・乗り物・ゲームを対象にそれぞれ今までどんな操作が生まれてきたかをざっくりと調べてみました。
調べた感じ、ざっくりとこんな感じでした。(下図参照)
ゲームは補助的なコントローラーも含めれば、本当になんでもできるなぁと実感。
一方、スマホはまだまだ開拓の余地がありそう。
試されてない操作を試してみる
ここから先は、上でわかったスマホで試されてない操作を使って何ができそうか、これまたざっくりといろいろアイデアを出してみました。
一部プロトタイプ化してみたものもあるので見てみてください。
スマホを「叩く」
スマホを2台使って、ぶつけ合ったら何かが起こると面白いのでは?と思い、「叩いてAirdrop」をプロトタイプ化してみました。
その他アイデアメモ↓
飲み会の場で乾杯の動作でスマホ同士を叩いて連絡先を交換する
ライブなどでスマホを叩いて拍手をし、拍手の数によって何かが起きる
スマホを叩いた音がドラムの音とかに変わって、いつでもどこでも音楽を奏られるみたいな
etc…
スマホを「傾ける」
支払い系で店員に見せるように下に傾けたら、カードが拡大してスキャンしやすくなる、「傾けPay」を作成しました。
その他検討メモ↓
ジャイロセンサーのようなデバイスの微妙な傾きによる操作
バランス感覚を鍛えるトレーニングに使えそう
etc…
スマホを「引っ張る・押し出す」
何か空間的なものに対する動作になりそうだな〜と思ったので、ARとかで何かできそうと思いました。
ARの街歩きRPGで秘密の扉を開けるとき
タッチしながらスマホを引っ張る
etc…
スマホを「踏む」
スマホを踏む状態ってどんな状態やねん、と思いましたが、一応考えてみました。
検討メモ↓
踏んだらスマホに痛い、って怒られる
体重測れる
etc...
スマホを「握る」
スクリーンショットの動作ってほぼ「握る」だな〜と思いつつ、一応考えました。
検討メモ↓
スマホを握る強さによる入力
握力を測る
握る強さでお気に入り・いいねの度合い変わる
etc...
スマホを「回す」
調べてみたら、こんな面白いものがありました。
↓レコードの上において回しながら見るミュージックビデオ
その他検討メモ↓
回す角度・方向による入力
右回しでYes、左回しでNoみたいな入力?
おまけ:PCを「押し出す・引く」
PCで1個考えたので載せときます。
PCの開閉動作による操作
閉じて開くとランダムで映画が切り替わる
宝箱を開けるかのような楽しさがある
終わりに
考えてみて、「操作を決めてから何ができるかを考える」方法は自分でやってても意外な面白いアイデアが出てくる感覚がありました。
また、今回はUIに限った範囲で「他ですでにある操作を持ってくる」アプローチをしましたが、これをUIに限らず世の中の様々なモノから持ってこれるとより面白いことが考えられそうだな〜と思いました。
外に飛び出て色々な分野のモノを見て学ぶことで、新しいモノが生まれるんだなと実感。
今回のやつはかなりざっくりとやったので、他にもいろいろな試されてない操作があると思います。みなさんも是非「ざっくり」と考えてみてください。
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