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すきな人のすきな人はわたし。

初めて一緒に、目のくらむような美しい夜景を見に行った日。
”気品のある人でいて” と恋人は言った。
「上品」じゃなく「気品」。
恋人は、自分を飾らないと生きていかれなかったわたしに、いつもありのままでいさせてくれるひと。
女性らしく、しおらしく、上品に。誰かに愛される術を知らずそんな思いに溺れていたわたしに。
上品でなんて、いなくていいから、って。
似たことばなんだけどね、きっと気品って、自信のある人にしか出せない魅力なんだと思う。

誰よりもあなたの隣が似合うように、気高くいたいと思うのだけれど、それは私にとってとても難しいことだから、あなたの選んでくれた香りに少しだけ頼らせてネ。

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