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人生の行き止まり から抜け出すまで。

人生における行き止まり感
八方塞がり感
四面楚歌感


思い出しただけでも
胸糞悪くてやるせなくて惨めで
とにかく辛い。

私にもそういう時があった。
確かにあった。


もうホントに果てしなく
目の前は行き止まりだった。
目の前には高い壁、、、どころではない
壁なら越えればいい!とかそういうことじゃなくて
本当に閉じ込められた
追い込まれた感じのやつ


行き止まりとわかっているのに
引き返すことができない
もうやめた!て辞めることができない
現状を打破する手がない。
進むこともできなければ、戻ることもできない。
私はここで、この行き止まりでもう一生
燻り続けるしかないのか。
ワーキングプアってこーゆーことか。
じわじわ殺されるのを待つしかないのか。
消耗されて終わるのか。

嘘だろ
誰か助けて

そんな時期があった。

仕事が忙しすぎてまだ2歳の息子を保育園にお迎えに行くのが夜中になり罪悪感がつのる。疲れて何もできない休日。それどころか日々何かに追われてイライラしている。もうヘトヘト。油断すると涙が溢れる。こんなに働いてクライアントにも感謝されてるのにサービス残業でボーナスも時短で引かれて。給料が安すぎる。訴えても上司はトンチンカン。犠牲が大きすぎる。家の中もめちゃくちゃ。夫とも喧嘩ばかり。限界まで頑張ってるのに、何も変わる気配がない日々。ママは出世できない会社。頑張るのがバカみたいだ。でも私は頑張らないことはできないから。いつも頑張ってきたはずのに。例え損をしてでも誠実でい続けたはずなのに。いろんなものに裏切られた気分。世の中の全てが敵に思える。何がいけなかったのか。どうしてこうなったのか。
そんな行き止まり。

とりあえず友達に愚痴りまくった
転職サイトに登録して情報を収集した
漢方の勉強をした

もがいた

性格的にも
じっとしてはいられなかったので
もがいてもがいて
なんとか
この行き止まりから抜け出したかった

転職活動すればするほど
この業界はどこもきつい同じような条件ばかりと知った
あー私の13年間で身につけたスキルは
全く世の中に価値と認められていないのか
ますます凹んだ
世の中を恨んだ

私の口の酷さに去っていった友人もいたし
夫に八つ当たりして
しょっちゅう、かなりの喧嘩をしていた

漢方の資格は取ったけど
漢方なんてそんな簡単なもんじゃない
仕事とするならまだ先が長い、、、

そんな自分は
すごくカッコ悪かったと思うし
うるさかったと思うし八つ当たりもした
見苦しいやばいやつだった。

結局、2、3年もがいて
もはや見苦しいのがデフォルトになりつつあった頃
友達が自分の職場に私を呼んでくれた
私は全く違う業界にすんなり転職した。
気がついたら
長い長い果てしない行き止まりは消えていた。

何が良かったのか わからない
いろんなものが絡み合っているから。
でも一つ言えることは

今、きちんと当たり前にできていることだけは
辞めなくてよかった
ということ。
朝起きる、時間は守る、仕事はサボらない、嘘はつかない、、、
そういう、もう意味がないかもしれないと思える
基本的なことを絶対に投げ出してはいけない。
それを放棄し始めたらきっと行き止まりどころか
この世から居場所自体がなくなるから。
もういっそ、全部を放り出してしまおうか
とヤケクソになったこともあったけど
思いとどまって良かったと心底思う。

そして
考えながら動き続けたこともよかった気がする
カッコ悪くても
もがきまくること。

そうしてるうちに
カッコ悪い自分を許して
カッコつけるのを辞めるようになると
人間少し強くなるらしい。
素直に
助けて、誰か!
そう叫べるようになるらしい。


そんなことをしているうちに
なんとかなる
日が来た
と思う。

行き止まりはなかなか抜けない。
辛くて仕方ない
もう何もかも投げ出したい
死にたい
価値がない
惨めで報われなくて
息がうまく吸えなくて
でも、それは一生ではない。きっと。

何かきっかけさえ見つかれば
必ず行き止まりは消える。
私はきっかけを自分で作ることはできなかった
友達がきっかけをくれた
でも
当たり前に出来ることは放り出さずに
もがいていたから
友達は私に気がついて推薦してくれた
そう思う

行き止まりでも
カッコつけること以外は
何も諦めなくていいと思う

ただ、欲しいもの、大切なものを極限まで見つめて
もう分解できないところまで分解して
欲しいものの核を見つけることは大事かもしれない。
そうすると、荷物が減って軽くなるから
ピンチみたいなチャンスが不意に訪れた時に、迷いなく一直線にダッシュできる。

行き止まりを脱した今だから言える。
行き止まりは
辛いけど今後の人生の役に立つ修行の時期。
もう2度と行き止まりにはぶつかりたくない。
でもあれがあったから
今の私は

強いよ。

自分のカッコ悪さも許容して
助けて!も素直に言うことができるんだから。

だから。
まずは弱音を吐こう。
カッコ悪くなることを恐れてはいけない。
それらはあなたをもう一段階、強くする。はず。

ちなみに今もまだ
悩みや心配は尽きないし
誰かを羨んだりは沢山ある
でも

まあいいか、大丈夫
なんとかなる
そう思える。

40歳、無惑まであと少し。



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