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現実

来月、保育園で初めての学芸会みたいなものがあるため、日々練習をしているそうです。

演目は
大きなかぶ。

うんとこしょ どっこいしょ
まだまだカブは抜けません。

を繰り返すみんな知ってる
名作中の名作だ。

私はあの話が大好きだ。
リズム感もいいし
登場人物も色も余白も
全部好き。

散々抜けなかった巨大なカブは、最後まさか、小さなネズミの力が加わって、やっと抜ける。
最後はネズミなんかーい!!

ご機嫌に突っ込んでいる母を見てか

最近息子も
○○○なんかーい!!

というツッコミを覚えた。
なかなか的確に大袈裟にツッコんでおり合格である。

ちなみに息子の保育園では
すこしアレンジして行うらしく
息子はカブトムシ、らしい。
(カブトムシなんかーい!)

「練習どーお?」
と聞くと

「やってるよ!でも練習大変かなと思って
ウルトラマンゼロの力を息子くんは借りたんだよね。」

とのこと

「へー!いいなぁ。お母さん、明日大きいイベントあるから頑張らないとなー。えいえいおー、だわ。
お母さんもウルトラマンゼロの力借りよーかなー。
明日のお昼くらいにちょっと力借りるから、息子その時ゼロの力使えなかったらごめんね」

「いいよ!ナイスもいるしマックスとかジャックもいるから!」

ウルトラマンは総出で息子に力を貸してくれる模様。
頼もしい限り。

ファンタジーという想像力は
いつだって子供達の見方なのだ。
実に豊かである。

信じることが大切だ
信じることで発揮できるパワーもきっとある。
明日はゼロの力を借りて母も頑張ろう。

4歳の息子に母がほっこりしていると

「ま、ほんとは自分のチカラだけだけどね!」
と息子。

お前、意外と大人なんかーい!


4歳児の思考は実に興味深い。

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