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国語教師になるまでの道のり①      急に国語がわからなくなった

そもそも幼い頃から本はよく読んでいた。国語に関しては全く困ったことはなかった。大学受験迄は。

高三になって、全く国語が出来なくなったのである。点数が取れない。唯一の頼みの綱が出来なくなった時の不安は凄かった。好きなのに点数に結びつかない。

なのに国語って教科はやり方がわからない。公式もない。参考書もいまいちピンとこない。お手上げだった。進学校に行っていただけに、周りができる子が多い分惨めだった。途方にくれてた。そしてある日どうしようもなく、大きな本屋に学校帰りに立ち寄った。

そこで一冊の本が目に入った。「現代文の〇〇」

当時人気予備校講師が自分の名前をつけた問題集を多く出していた。高校生にとって必ず聞いたことのある名前ばかりだった。当時地方都市に住んでいた私は、この先生の授業を受けるしかないんじゃないかと、本を手にして思ったのだ。

もちろん、当時動画とかないので、ホテルに宿泊してだ。今から思えば相当追い詰められていた。最後のカケ。高三、。夏休みに入る直前だった。


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