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クリエイティブセンスを上げる方法(後編)

こんにちは。
秋山です。

前編はこちらから↓

前編では写真を例にして、
まずはたくさんの作品に触れてストックを
増やしましょう。
というお話をさせていただきました。

今回更に自分の中に、
深く落とし込む方法をお伝えしたいと思います。
この方法は僕が実践していることでもあり、
多分多くのクリエーターや、
創作活動をされている方、
料理人、音楽家、歌手
様々なジャンルの方が、
意識下もしくは無意識下で
やられていることだと思います。

実際に、僕も調べてみましたが、
身近な方から話を聞いたり、
実績のある有名な方のインタビューなどを
聞いたりして見ると、
結構そういう感じでやられていると感じました。

僕の中での一つの「仮説」として、
検証していきたいものの一つです。

そのもう一つの方法とは、


「見たものを要素に分解してストックすること」


です。

どういうことかというと、
例えばこういう写真があったとします。

この写真を見た時に次の要素で
写真を見ていくのです。

・明るさ
・光
・色
・構図
・絞り
・シャッタースピード


これらは今僕が考えている、
写真を構成する要素になります。

別に新しいものでもなんでもありません。(笑)
よく言われていることです。

要はこの要素ごとに写真を
「観る」
のです。

例えば「光」という要素で見た時、
この写真はどういう光で撮影されているのか、
を想像するわけです。

それを知るための情報としては、
「影とハイライト」を観ます。

ハイライトというのは、
写真の中で一番明るくなっているところです。
ハイライトと影がどんな状態になっているのかで
色んな事がわかります。

ハイライトになっているところというのは
一番光があたっているところということになります。
つまり、光源の方向を意味します。
そして、影の方向と長さからも光源の方向がわかります。

日時計と同じ考え方ですね。

あと、影の状態から「光の質」がわかります。
質というのは、こんな感じで
天気でいうと快晴のときと曇りの時の
違いみたいな感じです。

快晴の時って直射日光で、
めちゃくちゃ眩しいですよね。

一方、曇りの時ってもちろん
太陽が出てないので眩しくないですし、
影は一応出ますが、とてももやっとしてますよね。

こういう所から、
光の状態の違いを観察します。

今回の写真でいうと、
右側の少し手前から光が入ってきていると思います。
そして、少し影が伸びているので、
少し上方向からというのも同時にわかります。

そして、光の質的には
直射日光のようなものではなく
「柔らかい」光であることもわかります。


このような感じで各要素を観ていくわけです。
で、これを噛み砕いていくと
自分の中にこの写真は各要素をこんな感じで
撮影されたのか、
というのが頭の中にストックされます。


これはどういうことかというと、
写真としてストックされたというのと同時に
こういう写真は、
「こういう風に撮影すれば撮れるよね」
というのが要素ごとにストックされるということなので、

どんどん、自分の中に
こういう写真は大体こんな構成要素が多い、
とか、
こういう写真はこういう傾向がある

みたいなのが頭の中にどんどん貯まるということになります。

もちろん、100%再現できるというものではありませんが、
ストックされるものとしてはとても具体的に
解像度の高い情報になります。


例えば料理に関してもそうです。

美味しい料理を「これ美味しいね!」
って言って食べるだけではなく、
この味は何を使っているのか、
この食感は何をしたら出来るのか、
こういう調理方法をするとこうなるのか、
こういうお皿に盛り付けるとこんな雰囲気になるのか、
みたいな感じで観察すると、
ただ、美味しいと言って食べるよりも
頭にストックされる情報は多くなります。

もちろんそんな感じで食べても楽しくない
というのはあるかもしれませんが(笑)

まぁ今回の目的は「上達するにはどうしたらいいか」
ということなので、そこは無視しますね(笑)

写真を見ると言っても、
ただ「素敵だなぁ」と思いながら見るだけでは、
不十分ということになります。

もちろん何も見ないよりはいいのですが、
更に自分の糧とするためには
もう一段階深く掘り下げるといいです。

こういう見方で、
色んな作品を観ていくと、
撮影しないときでも絶対にうまくなります。


是非試してみてください!

それではまた。




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