記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

IMW「メルサル」感想(ややネタバレ?)



はじめに

レビュー要素はありません。
個人の感想の覚書みたいな記事です。
後から映画を見直す際のふりかえり目的です。


インド映画を少しずつ見るようになってから、Twitterで度々見かける「タラパティ・ヴィジャイ」の文字。
タミル映画のスター、ヴィジャイさんの愛称が「タラパティ(大将)」という程度の知識しかなかったんですが、今回の大森キネカさんの「インディアンムービーウィーク・パート1」はヴィジャイさんのお誕生月ということで彼の作品を沢山やっているのが判りました。
噂の大将の映画、見てみたいってことで直近の平日でまだ席がとれる回を探ったら、偶然にもヴィジャイさんのお誕生日6/22。
まさか誕生日を映画鑑賞でお祝いかわりに出来るとは。
(映画を見る事自体が推し活イコール支援だと思っているので)


「マジック」
2017年のタミル映画、原題「Mersal(メルサル)」
あらすじに医療をめぐる社会派スリラーとあるのに、なぜ邦題がマジックなんだろうとずっと疑問に思ってました。
あと二役が楽しめるという事前情報もあって、ずっと気になっていた1本です。

ネタバレ無しの初見感想(Twitterコピペ)

Twitterでちらちら映画の存在は見かけていて、二役が楽しめるよというツイを見たきがするんですが、二役どころか実質三役でした。
エンタメ性と医療問題のバランスが良かった。
結構重いテーマだけど、ちゃんとテンション上がるシーンもある。
ネタバレは見ずに鑑賞しにいったので、「今みているヴィジャイさんはどっち?本物?」みたいな???状態になることも。

映画の導入部は現在進行形の話。
そこから過去のシーンに繋いで、また現在に戻ってくる描き方が面白かった。
マジックショーのシーンは楽しい!……からの事件勃発の急な方向転換が凄かった。

レビュー見るとこの作品以前の愛称は若大将。この作品で「若」をとって、大将呼びに。なるほど劇中でも何度も彼が「大将」と呼ばれている。
初見のツイート感想は以下の通り。

今までチケット買えずにずっとお名前だけしか知らなかったので、 『これが、タラパティ……みんなの大将……』 ピーターくんが夢中になるのが判る。 笑顔が可愛い、愛されキャラ……。 見ていてこんなにニコニコになるなんて、これは見る栄養剤だわ。皆さんが夢中になるに判る。 この気持ちのままムリダンガム見たいな。

ネタバレ有りの感想追記

note用の追加感想です。
ここからネタバレ配慮しないので、ご注意ください。

のっけから、不穏なシーン。
医療関係者が次々と誘拐されていく。

冒頭出てくるのは医師としての大将。
そして次に出てくるのはマジシャンとしての大将。
そして後半に出てくるのは父としての大将。

開業医として貧しい人たちを沢山見てきたマーラン医師。
国際会議で表彰されるのを受け、空港に到着早々、不審者扱いで拘束される。
医師としての登場シーンはトラブルに巻き込まれても割とマイペース、飄々とした感じ。だけど空港で倒れた女性を見かけた瞬間、何もかも振り切ってかけつける。そして華麗なメスさばき(メスがないので代用品だけど)。
受賞セレモニーで権力をちらつかせて言い寄ってくる人には屈しない面もある。爽やかな青年医師といった感じで、これだけでもうわくわくしてくる、冒頭の掴みはオッケーですよ。

すると、急にマジシャンが登場。
え?医師の顔の他にマジシャンでもあるの?と混乱してみたり。
急に女性へのアプローチが上手いキャラに変わっていて、びっくりですよ。
さきほどセレモニー後に言い寄ってきたお偉いさんに同行していたお姉さんと知り合って、ちょっといい感じになっていく。
このお姉さん、セレモニー見ていなかったのかな。目の前の彼、受賞者と同じ顔してますけど?上司にデートがばれたらまずくない?
そして彼は自分のマジックショーに、彼女とその上司を招待。
舞台上では仮面をつけていて顔はわからず。
次々と華麗なマジックショーを披露するシーンは、映画の中のワンシーンというのを忘れて、普通にマジックショー見ている気持ちになってました。モブの観客の一人みたいな気持ちで。
マジックを手伝う人を客席から選ぶシーンで、我こそはとこぞって手をあげる客たち。例のお偉いさん上司も手をあげて、なぜか選ばれ舞台へ。
身体に剣をさすマジックに挑戦。さすがマジシャン、剣をつぎつぎに刺しても、中の人間はにこにこ笑顔。
すると急に最後の一刺しの前に、そっと仮面をはずし、お偉いさんに顔を近付けると……例のあのセレモニーの医師!ってことで上司の顔がみるみるうちに青ざめていく。急に脅すような言葉をはいて、剣をつきたてると、その瞬間に彼は死亡。

えええええええ?!

あらすじ知らないので、まじで急展開にビビりました。
そこから、警察がのりこみ、マジシャンは指名手配。
やがて瓜二つの顔をした、マーラン医師が今度は帰国早々逮捕されて……。

このマーラン医師は例の殺人をおかしたマジシャンなのか?
それともマジシャンは別に存在するのか?
よく判らないまま、警察の尋問がはじまり、誘拐された医師の所在が次々と明かされる。

いやいや、もう怒涛の展開についていけずにぽかんとしていたら、
後半でそれ以上の展開が待ってました。
これ以上はただの作品ネタバレ紹介になっちゃうので割愛しますが、
ハラハラもあり、アクションもあり、因縁もあり……。
ロマンスは一応あるけれど、控えめなので、いちゃいちゃよりも物語重視の方にはおすすめです。

結末を知った上で、もう1回みたいです。


追記
ヴェトリマーランが映画館に殴り込みに行く時に上映されている映画、何の映画だろう、このスター俳優誰だろうって思っていたら、有難いツイートが。